圧気工法における作業気圧を計算する際に一般に使用される土質係数に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第6問
圧気工法における作業気圧を計算する際に一般に使用される土質係数に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)圧気工法における作業気圧は、一般に、地下水面又は海水面から刃口先端までの深さと土質係数によって決まる。
- (2)周辺が攪乱されやすいニューマチックケーソンでは、攪乱されにくいものの場合より、一般に、大きな土質係数を採用する。
- (3)躯体の形状及びフリクションカットの有無にかかわらず、玉石の土質係数は1.0である。
- (4)砂礫土質の土質係数は、粘土土質の土質係数より大きい。
- (5)躯体の形状及びフリクションカットの有無にかかわらず、シルトと粘土では、粘土の方が土質係数が大きい。
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
シルトと粘土では、土質係数は同じです。「粘土のほうが大きい」は誤りです。
【土質係数の大小】
粘土 = シルト (0.80)
↓
細砂
↓
粗砂
↓
砂礫 = 玉石 (1.0)
粒径が大きいほど大きいのが原則ですが、粘土とシルトだけは同じ値を使います。
【粒径と係数がずれる】
粒径 シルトのほうが粘土より大きい
係数 両方とも0.80で同じ
この一点が、繰り返し問われます。「シルトのほうが小さい」も「粘土のほうが大きい」も、どちらも誤りです。
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【ほかの選択肢】
(1) 作業気圧は、一般に、地下水面又は海水面から刃口先端までの深さと土質係数によって決まる 正しい
(2) 周辺が攪乱されやすいケーソンでは、攪乱されにくいものの場合より、一般に大きな土質係数を採用する 正しい
(3) 躯体の形状及びフリクションカットの有無にかかわらず、玉石の土質係数は1.0 正しい
(4) 砂礫土質の土質係数は、粘土土質より大きい正しい
【計算式】
P = 0.01 × m ×(H + 1.0)
P 作業気圧(MPa) m 土質係数
H 地下水面から刃口先端までの深さ(m)
深さと土質係数で決まる、というのが(1)の内容です。
【粒径が大きいと係数が大きいわけ】
粒が粗い → すき間が大きく、空気が抜けやすい
→ 高めの圧力をかけないと水を押し戻せない
粘土のように目の詰まった地盤は、低い圧力でも水が入ってこないので、係数を小さくできます。
【攪乱と土質係数】
攪乱されやすい → 空気が抜けやすい → 大きな係数
攪乱されにくい → 空気が抜けにくい → 小さな係数
矩形+フリクションカットあり → 攪乱されやすい
円形+フリクションカットなし → 攪乱されにくい
【玉石だけは一定】
形状や攪乱の有無にかかわらず1.0
出典:高圧室内作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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