ニューマチックケーソン工事に用いる空気圧縮機等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
送気及び排気 第13問
ニューマチックケーソン工事に用いる空気圧縮機等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)オイルフリースクリュー型の空気圧縮機は、圧縮過程で潤滑油を供給する必要のないオイルレスタイプの圧縮機である。
- (2)空気圧縮機からの吐出空気が200℃近くまで上昇する現象は、空気の断熱膨張によるものである。
- (3)異常温度警報装置は、圧縮空気が異常温度となったとき、自動的に警報ブザー、警報ランプなどで危険を知らせるものである。
- (4)レシーバータンクは、圧縮空気を蓄える圧力容器で、送気管に流れる圧縮空気の脈動を緩和し、空気使用量の変動を吸収し、さらに除去しきれなかった沈殿物を分離する設備である。
- (5)クーリングタワーは、空気圧縮機及びアフタークーラの循環水を冷却するための設備である。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
空気圧縮機からの吐出空気が200℃近くまで上昇するのは、空気の断熱圧縮によるものです。「断熱膨張」ではありません。
【二つの現象】
断熱圧縮 圧力を上げる → 温度が上がる
断熱膨張 圧力を下げる → 温度が下がる
空気圧縮機は、空気を圧縮する機械です。圧縮するのですから、温度は上がります。膨張では冷えてしまい、200℃になる説明がつきません。
自転車の空気入れが熱くなるのが断熱圧縮、スプレー缶が冷たくなるのが断熱膨張です。
【200℃という数字】
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断熱圧縮による吐出空気の温度 → 200℃近く
「1,000℃近く」では、鉄が赤熱する温度です。桁が違います。
【ほかの選択肢】
(1) オイルフリースクリュー型の空気圧縮機は、圧縮過程で潤滑油を供給する必要のないオイルレスタイプ 正しい
(3) 異常温度警報装置は、圧縮空気が異常温度となったとき、自動的に警報ブザー、警報ランプなどで知らせる 正しい
(4) レシーバータンクは、圧縮空気を蓄える圧力容器で、脈動を緩和し、空気使用量の変動を吸収し、沈殿物を分離する正しい
(5) クーリングタワーは、空気圧縮機及びアフタークーラの循環水を冷却するための設備 正しい
【送気設備の並び】
空気圧縮機 (断熱圧縮で200℃近くに)
↓ アフタークーラ(冷却水で冷やす)
↓ レシーバータンク(脈動を吸収し、水分を分離)
↓ 圧縮空気清浄装置(水分・油分・ダストを除去)
↓ 送気本管 → 圧力調整装置 → 作業室
アフタークーラは空気圧縮機とレシーバータンクの間です。
【異常温度警報装置が見ているもの】
圧縮空気の温度
クーリングタワーの循環水の温度ではありません。高温の空気がそのまま作業室に送られれば、作業者が熱傷を負い、火災の危険も生じます。
【法令上の点検】
異常温度の自動警報装置 → 1週以内ごとに1回
出典:高圧室内作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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