ニューマチックケーソンの施工に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第3問
ニューマチックケーソンの施工に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)沈下させる準備として、セントル解体後、皿板を前後左右均等に1枚置き又は2枚置きに作業室の外側に抜き取り、その場の土砂で埋め戻しておく。
- (2)作業室を構築するための支保工をセントルという。
- (3)土砂セントルは、鋼製セントルではセントル撤去作業時の沈下量が大きいと予測される場合に採用される。
- (4)中埋めコンクリートには、流動性の高いコンクリートを用いる。
- (5)躯体形状が矩形であり、かつ、フリクションカットがあるニューマチックケーソンは、一般に、周辺が攪乱されやすい。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
皿板は、作業室の内側に抜き取ります。「外側」ではありません。
【皿板】
刃口の下に敷いて、ケーソンの初期の荷重を受ける板
セントル解体後、前後左右均等に1枚置き又は2枚置きに抜き取り、その場の土砂で埋め戻す
【なぜ内側に抜き取るのか】
外側は地盤の中で、人が手を出せない
作業室の中からしか作業できません。刃口の外側は、すでに土に囲まれています。抜き取った板を運び出す先も作業室の中です。
【均等に、1枚置きに抜くわけ】
一度にすべて抜けば、支えが一気になくなって急に沈む
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前後左右均等に → 傾かない
1枚置き・2枚置き → 支えを残しながら少しずつ
沈下は「急に」ではなく「少しずつ」進めるのが原則です。
【ほかの選択肢】
(2) 作業室を構築するための支保工をセントルという正しい
(3) 土砂セントルは、鋼製セントルではセントル撤去作業時の沈下量が大きいと予測される場合に採用される 正しい
(4) 中埋めコンクリートには、流動性の高いコンクリートを用いる 正しい
(5) 躯体形状が矩形であり、かつフリクションカットがあるケーソンは、一般に周辺が攪乱されやすい 正しい
【流動性の高いコンクリートを使うわけ】
中埋めコンクリートは、作業室を隅々まで埋める
人が入って均すわけにいきません。自分で流れて広がるコンクリートでなければ、天井際に空洞が残ります。
【セントルの二種類】
鋼製セントル 組立て・解体が容易。撤去時の沈下量が大きい
ことがある。不等沈下で全体のねじれを生じる
土砂セントル 土砂を盛って支える。撤去時の沈下量を抑えられる
【フリクションカット】
刃口の外側を躯体より少し張り出させた段差
沈みやすくする工夫ですが、周辺の地盤を乱しやすくなります。
出典:高圧室内作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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