圧気トンネル工法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第6問
圧気トンネル工法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。ただし、Dは掘削径とする。
- (1)マンロックとマテリアルロックを別々に設置する場合は、これらを兼用する場合に比べ、送気量及び送気設備の容量の算出が容易である。
- (2)断面が比較的大きいトンネルでは、一般に、マテリアルロックをマンロックの下方に設置する。
- (3)大断面の圧気シールドトンネルでは、一般に、切羽上端からD/2の位置の地下水圧に相当する空気圧をかける。
- (4)圧気圧の設定では、断面の上部が乾燥して地盤強度が小さくなることがないようにするため、一般に、切羽下部から多少の漏水があってもやむを得ないこととする。
- (5)内径2.6m程度の断面のシールドでは、マンロックとマテリアルロックを兼用した人荷共用のロックを設置する。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
大断面の圧気シールドトンネルでは、一般に、切羽上端から2D/3の位置の地下水圧に相当する空気圧をかけます。「D/2」ではありません。
【2D/3の位置】
切羽の上端から、掘削径Dの3分の2だけ下がった位置
D/2ならちょうど真ん中。2D/3はそれより下です。
【なぜ真ん中より下なのか】
水圧は、深いほど高い
上端に合わせる → 圧が低すぎて、下から水が噴き出す
下端に合わせる → 圧が高すぎて、上部から空気が抜ける
→ 上の地盤が乾いて崩れる
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そのつり合いをとった位置が、上端から2D/3です。やや下寄りに設定することで、切羽の大部分で水を押し戻せ、上部からの漏気も抑えられます。
【ほかの選択肢】
(1) マンロックとマテリアルロックを別々に設置する場合は、兼用する場合に比べ、送気量及び送気設備の容量の算出が容易である 正しい
(2) 断面が比較的大きいトンネルでは、一般に、マテリアルロックをマンロックの下方に設置する 正しい
(4) 断面の上部が乾燥して地盤強度が小さくならないよう、切羽下部から多少の漏水があってもやむを得ないこととする正しい
(5) 内径2.6m程度の断面のシールドでは、兼用した人荷共用のロックを設置する 正しい
【別々のほうが算出しやすいわけ】
それぞれ使い方が決まっているから
マンロック → 人の出入りの回数から計算できる
マテリアルロック → 土砂の搬出量から計算できる
兼用すると、人の出入りと荷の出し入れが入り混じり、エアロックの開閉による空気の損失が読みにくくなります。
【マンロックを上にするわけ】
人が出入りするので、安全で清潔な位置にする
土砂を扱うマテリアルロックは下に置きます。
【切羽下部の漏水を許すわけ】
上を乾かさないことのほうが大事
上部が乾けば地盤が崩れます。下からの多少の水は、排水で処理できます。
出典:高圧室内作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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