圧気工事における安全衛生管理体制に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。…
関係法令 第40問
圧気工事における安全衛生管理体制に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
- (1)一の場所において行う圧気工法による作業を行う仕事の一部を請負人に請け負わせる特定元方事業者は、その場所において、その労働者及び関係請負人の労働者の数が常時30人以上で作業を行うときは、統括安全衛生責任者を選任しなければならない。
- (2)統括安全衛生責任者及び元方安全衛生管理者を選任しなければならない事業者は、選任した統括安全衛生責任者に、選任した元方安全衛生管理者の指揮をさせなければならない。
- (3)事業者は、元方安全衛生管理者に対し、その労働者及び関係請負人の労働者の作業が同一の場所において行われることによって生ずる労働災害を防止するため必要な措置をなし得る権限を与えなければならない。
- (4)安全衛生責任者を選任すべき事業者は、その仕事を行う場所において、店社安全衛生管理者の職務を行う者を選任し、店社安全衛生管理者にその職務を行わせているときは、当該場所において安全衛生責任者を選任しているものとみなされる。
- (5)元方事業者のうち、建設業に属する事業を行う者は、特定元方事業者である。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
正しくは、統括安全衛生責任者の職務を行う者を選任しているときは、店社安全衛生管理者を選任しているものとみなされます。記述は二つの関係が逆になっています。
【正しい向き】
統括安全衛生責任者の職務を行う者を選任している
↓
店社安全衛生管理者を選任しているものとみなす
【なぜこの向きなのか】
統括安全衛生責任者のほうが、手厚い体制だから
統括安全衛生責任者 → その現場に常駐して指揮をとる
店社安全衛生管理者 → 会社の事業場から現場を巡視する
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現場に常駐して指揮をとる者がいるのなら、巡視する者を別に置く必要はありません。手厚いほうで足りているのですから、軽いほうは免除される。逆は成り立ちません。
また、安全衛生責任者は関係請負人(下請)が選任するもので、店社安全衛生管理者とは役割が別です。記述は、この二つも混同しています。
【ほかの選択肢】
(1) 圧気工法による作業では、労働者の数が常時30人以上のとき、統括安全衛生責任者を選任する 正しい
(2) 統括安全衛生責任者に、選任した元方安全衛生管理者の指揮をさせなければならない 正しい
(3) 元方安全衛生管理者に対し、労働災害を防止するため必要な措置をなし得る権限を与える 正しい
(5) 元方事業者のうち、建設業に属する事業を行う者は、特定元方事業者である 正しい
【人数の区切り】
ずい道等の建設、橋梁の建設、圧気工法による作業
常時30人以上 → 統括安全衛生責任者
常時20人以上30人未満 → 店社安全衛生管理者
その他の建設業
常時50人以上 → 統括安全衛生責任者
危険な作業ほど、少ない人数から管理者が要るという組み立てです。
【安全衛生管理体制の流れ】
特定元方事業者 統括安全衛生責任者を選任
↓ その下に 元方安全衛生管理者
関係請負人 安全衛生責任者を選任
【権限を与えるわけ】
指名しただけでは、何もできない
現場を止める、手順を変えさせるといった権限があって初めて、職務を果たせます。
出典:高圧室内作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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