ニューマチックケーソン工法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第1問
ニューマチックケーソン工法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ニューマチックケーソン工法では、作業室内で支持地盤の地耐力を確認する平板載荷試験等ができる。
- (2)ニューマチックケーソン工法は、転石や岩盤中に設置しなければならない場合でも確実に施工できる。
- (3)ニューマチックケーソン工法は、作業室内の水替え作業がないので、地下水位が低下することなく、周囲の地盤を乱すことが少ない。
- (4)ニューマチックケーソン工法は、オープンケーソン工法と比べた場合、沈下中のケーソンの変位や傾斜に対して補正が容易である。
- (5)掘削中の地盤の掘削底面が膨れ上がる現象をボイリングという。
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
掘削中の地盤の掘削底面が膨れ上がる現象はヒービングです。ボイリングではありません。
【二つの現象】
ボイリング 掘削底面から地下水が湧き上がる
砂質地盤で起こる
ヒービング 掘削底面が盛り上がる
粘性土地盤で起こる
ボイル(沸騰)するように水が噴き出すのがボイリング。ヒーブ(持ち上がる)が土の盛り上がりです。名前がそのまま現象を表しています。
【ほかの選択肢】
(1) 作業室内で支持地盤の地耐力を確認する平板載荷試験等ができる 正しい
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(2) 転石や岩盤中に設置しなければならない場合でも確実に施工できる 正しい
(3) 水替え作業がないので、地下水位が低下せず、周囲の地盤を乱すことが少ない 正しい
(4) オープンケーソン工法と比べ、沈下中の変位や傾斜の補正が容易 正しい
【平板載荷試験ができるわけ】
作業室は乾いていて、人が立てる
底面を直接見て、その場で載荷試験ができます。水中で掘るオープンケーソン工法では、これができません。支持地盤を目で確かめられるのが、この工法の大きな利点です。
【転石や岩盤でも施工できるわけ】
人が作業室に入って、直接取り除ける
大きな石があっても、削岩機や火薬で砕いて運び出せます。機械任せの工法では、こうはいきません。
【圧気がヒービング・ボイリングを抑える】
作業室内の空気圧が、下から押してくる水圧・土圧に対抗する
どちらの現象も、底面を下から押す力が原因です。上から空気で押し返せば、抑えられます。
【周囲の地盤を乱さないわけ】
水を汲み出さないので、地下水位が下がらない
地下水位が下がると、周りの地盤が沈んで近隣の建物に被害が出ます。圧気工法はそれを避けられます。
出典:高圧室内作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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