圧気工法における作業気圧を計算する際に、一般に使用される土質係数に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第5問
圧気工法における作業気圧を計算する際に、一般に使用される土質係数に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)圧気工法における作業気圧P(MPa)と、地下水面から刃口先端までの深さH(m)及び土質係数mの関係は、計算式P=0.01×m×(H+1.0)で表される。
- (2)周辺が攪乱されにくいニューマチックケーソンでは、攪乱されやすいものの場合より大きな土質係数を採用する。
- (3)周辺が攪乱されやすいニューマチックケーソンでは、シルトと粘土では同一の土質係数を採用する。
- (4)周辺が攪乱されやすいニューマチックケーソンでは、砂礫と玉石の土質係数は共に1.0を採用する。
- (5)シルトは、粘土より粒径が大きい。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
周辺が攪乱されにくいニューマチックケーソンでは、攪乱されやすいものの場合より小さな土質係数を採用します。「大きな」は誤りです。
【攪乱と土質係数】
攪乱されやすい 地盤が乱れて空気が抜けやすい
→ 高めの気圧が要る → 大きな係数
攪乱されにくい 地盤が締まっていて空気が抜けにくい
→ 低めの気圧で足りる → 小さな係数
【ほかの選択肢】
(1) P = 0.01 × m ×(H + 1.0) 正しい
解説の続きをみる続きを閉じる
P 作業気圧(MPa) m 土質係数
H 地下水面から刃口先端までの深さ(m)
(3) 攪乱されやすいケーソンでは、シルトと粘土は同一の土質係数を採用する 正しい
(4) 攪乱されやすいケーソンでは、砂礫と玉石の土質係数は共に1.0 正しい
(5) シルトは、粘土より粒径が大きい 正しい
【計算式の意味】
P = 0.01 × m ×(H + 1.0)
水深1mにつき、およそ0.01MPa(=10kPa)の水圧がかかる
→ 深さHの水圧は 0.01 × H
→ 余裕として1m分を足す(H+1.0)
→ 土質に応じた係数 m を掛ける
係数は0.1ではなく0.01です。0.1では10倍の気圧になってしまいます。
【土質係数の大小】
粘土 = シルト (0.80)
↓
細砂
↓
粗砂
↓
砂礫 = 玉石 (1.0)
粒径が大きいほど大きいのが原則ですが、粘土とシルトは同じ値を使います。粒径はシルトのほうが大きいのですが、係数は同じです。(3)と(5)は、このことを別の角度から述べています。
【玉石の1.0】
形状やフリクションカットの有無にかかわらず一定
出典:高圧室内作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「圧気工法」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第5問ニューマチックケーソンにおいて、作業室内における安全衛生上の所要空気量が、刃口下部から土
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第3問ニューマチックケーソンの施工に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第1問ニューマチックケーソン工法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第9問20m沈下させたニューマチックケーソン(断面は円形、外径12m、質量1,500t)を、更
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第7問圧気工法における作業気圧を計算する際に、一般に使用される土質係数に関する次の記述のうち、
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第5問圧気トンネル工法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
スポンサーリンク

