混合ガス呼吸、混合ガス設備等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
送気及び排気 第17問
混合ガス呼吸、混合ガス設備等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)混合ガス呼吸とは、作業気圧0.4MPa以上の圧気作業において、窒素の代わりにヘリウムに置き換えた混合ガスを送気本管を経由して作業室に送気することによって、作業者に呼吸させる方法である。
- (2)混合ガスの呼吸方法は、加圧開始後、0.3MPaに到達した時点で混合ガス呼吸を始め、また減圧時には、0.3MPaに到達すると混合ガス呼吸を終了するのが一般的である。
- (3)艤装設備の上端に設置するヘリウムロックの基本構造は、マンロックと同様である。
- (4)トライミックスは、ヘリウム、窒素及び酸素の混合ガスで、大深度の圧気土木で汎用的に用いられている。
- (5)ヘリウム混合ガスカードルは、1本当たり7㎥の高圧ボンベを25本集合させたものである。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
混合ガス呼吸は、マスクを通して作業者一人ひとりに供給する方法です。「送気本管を経由して作業室に送気する」のではありません。
【なぜ作業室全体に送らないのか】
ヘリウムは高価
作業室いっぱいに満たせば、費用が膨大になります。また、作業室の空気を入れ替え続ける以上、送ったそばから漏れていきます。
そこで、ヘリウム混合ガスマニホールドブロックで分岐し、各作業者がそれぞれマスクで呼吸します。必要な人に、必要な量だけ届ける仕組みです。
【マスクの方式】
陽圧デマンド型
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マスク内圧を環境圧よりわずかに高く保ち、環境空気がマスク内に混入することを防ぎます。
【ほかの選択肢】
(2) 加圧開始後0.3MPaに到達した時点で混合ガス呼吸を始め、減圧時には0.3MPaに到達すると終了する 正しい
(3) 艤装設備の上端に設置するヘリウムロックの基本構造は、マンロックと同様 正しい
(4) トライミックスは、ヘリウム、窒素及び酸素の混合ガスで、大深度の圧気土木で汎用的に用いられている 正しい
(5) ヘリウム混合ガスカードルは、1本当たり7㎥の高圧ボンベを25本集合させたもの 正しい
【二つの混合ガス】
ヘリオックス ヘリウム + 酸素 の2種
トライミックス ヘリウム + 窒素 + 酸素 の3種
「トライ」は三つという意味です。名前がそのまま組成を表しています。汎用的に用いられるのはトライミックスです。
【なぜヘリウムを使うのか】
窒素は高圧下で麻酔作用を起こす(窒素酔い)
0.4MPa以上の作業気圧では、窒素分圧が400kPaを超え、窒素酔いの危険が高まります。だからヘリウムに置き換えます。
【0.3MPaで切り替えるわけ】
作業気圧に達する前に、あらかじめ切り替えておく
加圧の途中から混合ガスに移り、減圧の途中で空気に戻します。
【ヘリウムロック】
A 艤装設備の最下端。加圧、ガス供給、減圧の途中まで
B 上端。基本構造はマンロックと同様
出典:高圧室内作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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