酸素ばく露量及び酸素中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…

高気圧障害 第23問

酸素ばく露量及び酸素中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。 肺型酸素中毒は、進行はゆるやかで、しばしば致命的になるものではありません。致命的になりうるのは、けいれんを起こす中枢神経型のほうです。 【二つの型】 中枢神経型(急性)   めまい、吐き気、けいれん、意識障害   → 高圧下でけいれんを起こせば命にかかわる 肺型(慢性)   前胸部の痛み、空咳、肺活量の低下   → ばく露をやめれば回復する 肺型は、中くらいの酸素分圧に長時間さらされて起こります。症状はつらいものですが、進行性で致命的という性質のものではありません。
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【ほかの選択肢】 (2) 中枢神経型は急性型であり、肺型は慢性型正しい (3) 長時間高気圧下にいなければならないときは、吸気の酸素分圧を0.03MPa程度とする 正しい (4) 1日当たりの酸素の許容最大ばく露量は600UPTD 正しい (5) 1週間当たりの許容最大ばく露量は2500CPTD 正しい CPTD(累積肺酸素毒性量)は、UPTDを積算した累積量の呼び名です。1週間の限度2,500(UPTDを積算した値)をCPTDで表しても誤りとはいえず、(5)は正しい記述として扱われています。 【UPTD】 酸素の毒性を積算する単位 1UPTD = 100kPaの平均酸素分圧に1分間ばく露 1日 600UPTD以下 1週間 2,500UPTD以下 UPTDは、酸素分圧が50kPaを超える場合に算定します。 【0.03MPa程度とするわけ】 0.03MPa = 30kPa 50kPaを下回っているので、UPTDが積算されません。長時間いなければならないときは、この水準に抑えます。 【大気圧下との比較】 大気圧下の酸素分圧 = 100 × 0.21 = 約21kPa 30kPaは、その1.5倍ほど。ほどほどに酸素が濃い状態です。

出典:高圧室内作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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