窒素及び窒素酔いに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…

高気圧障害 第24問

窒素及び窒素酔いに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。 吸入空気中の二酸化炭素の量が多くなると、窒素酔いにかかりやすくなります。「かかりにくくなる」は誤りです。 【なぜ二酸化炭素が窒素酔いを強めるのか】 二酸化炭素には、それ自体に麻酔作用がある 二酸化炭素が増えると脳の血流が増える → 窒素を含む血液が、より多く脳に運ばれる 麻酔作用どうしが重なるうえ、窒素が脳に届きやすくなります。だから、換気の悪い作業室では窒素酔いが起こりやすくなります。 【ほかの選択肢】 (2) 症状が起こったときは、症状が消失するまで減圧する 正しい
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 窒素による麻酔効果と、窒素ガスの脂肪組織への溶解には正の相関がある 正しい (4) 精神的機能の緩慢化や多幸症と呼ばれる精神の高揚状態 正しい (5) 窒素は、常温・常圧では化学的に安定した不活性の気体で麻酔作用もない 正しい 【脂肪に溶けることが麻酔の鍵】 麻酔薬は、脂肪に溶けやすいものほど効きが強い 脳や神経は脂肪分の多い組織です。窒素が脂肪によく溶けるからこそ、神経の働きを鈍らせます。 【多幸症】 根拠のない高揚感。危険を危険と感じなくなる 自分では気づけないのが窒素酔いのこわいところです。判断力が落ちているのに、本人は「調子がいい」と感じます。 【減圧すれば治る】 窒素酔いは、圧力を下げれば速やかに消える 後遺症を残しません。減圧症とは、この点が大きく違います。 【常温・常圧では不活性】 空気の約79%は窒素。ふだんは何も起こらない 高圧下でだけ麻酔作用が現れます。(5)の「常温・常圧では」という条件が付いているので、正しい記述です。 【混合ガスを使うわけ】 深い場所では、窒素の一部をヘリウムに置き換える

出典:高圧室内作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「高気圧障害」のほかの問題

  1. 2024年上半期(2024年10月公表) 第24問二酸化炭素及び二酸化炭素中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  2. 2024年下半期(2025年4月公表) 第22問気体の液体への溶解に関する次の文中の[  ]内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正し
  3. 2024年下半期(2025年4月公表) 第30問一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  4. 2025年上半期(2025年10月公表) 第28問肺の破裂及びその合併症に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  5. 2023年上半期(2023年10月公表) 第26問酸素中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  6. 2023年下半期(2024年4月公表) 第24問酸素ばく露量及び酸素中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク