レーザー光線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの) 第17問
レーザー光線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)レーザー光線は、おおむね1nmから180nmまでの波長域にある。
- (2)レーザー光線は、単一波長で位相のそろった人工光線である。
- (3)レーザー光線の強い指向性や集束性を利用し、高密度のエネルギーを発生させることができる。
- (4)出力パワーが最も弱いクラス1又はクラス2のレーザー光線は、可視光のレーザーポインタとして使用されている。
- (5)レーザー光線にさらされるおそれのある業務は、レーザー機器の出力パワーなどに基づくクラス分けに応じた労働衛生上の対策を講じる必要がある。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
レーザー光線の波長域は、おおむね180nmから1mmまでです。1nmから180nmまでではありません。
1nmから180nmというのはもっと波長の短い領域で、そこには真空紫外線やエックス線が入ります。レーザー光線は、紫外線の一部から可視光線、赤外線までの範囲にあります。
【ほかの選択肢】
(2) レーザー光線は、単一波長で位相のそろった人工光線 正しい
(3) 強い指向性や集束性を利用し、高密度のエネルギーを発生
させることができる 正しい
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(4) 出力パワーが最も弱いクラス1またはクラス2のレーザー光線は、
可視光のレーザーポインタとして使用されている 正しい
(5) レーザー光線にさらされるおそれのある業務は、クラス分けに
応じた労働衛生上の対策を講じる必要がある 正しい
【レーザー光線の性質】
単一波長(色が一つ)
位相がそろっている(波の山と谷が並ぶ)
指向性が強い(広がらずにまっすぐ進む)
集束性が高い(一点に集められる)
ふつうの光はいろいろな波長が混ざり、広がって進みます。レーザーはその逆なので、エネルギーを一点に集められます。だから金属を切ったり溶かしたりできるのです。
【波長の並び】
エックス線 < 紫外線 < 可視光線 < 赤外線
< マイクロ波 < 電波
レーザー光線は、紫外線から赤外線の範囲にまたがります。
【健康障害】
目 網膜の損傷、角膜や水晶体の障害
皮膚 やけど
可視光と近赤外のレーザーは網膜まで届いて焼くので、とくに危険です。
【クラス分け】
クラス1・クラス2 出力が弱い。レーザーポインタなど
クラス3・クラス4 強い。保護めがねや管理区域が要る
出力に応じて対策の段が決められています。
出典:第一種衛生管理者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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