作業環境における有害要因による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの) 第18問
作業環境における有害要因による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)潜水業務における減圧症は、浮上による減圧に伴い、血液中に溶け込んでいた酸素が気泡となり、血管を閉塞したり組織を圧迫することにより発生する。
- (2)熱けいれんは、高温環境下での労働において、皮膚の血管に血液がたまり、脳への血液の流れが少なくなることにより発生し、めまい、失神などの症状がみられる。
- (3)全身振動障害では、レイノー現象などの末梢循環障害や手指のしびれ感などの末梢神経障害がみられ、局所振動障害では、関節痛などの筋骨格系障害がみられる。
- (4)低体温症は、低温下の作業で全身が冷やされ、体の中心部の温度が35℃程度以下に低下した状態をいう。
- (5)マイクロ波は、赤外線より波長が短い電磁波で、照射部位の組織を加熱する作用がある。
正答 (4)
正答は (4)。これが正しい記述です。
低体温症は、低温下の作業で全身が冷やされ、体の中心部の温度が35℃程度以下に低下した状態をいいます。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 減圧症は、血液中に溶け込んでいた窒素が気泡となって
起こる。酸素ではない
(2) これは熱失神(熱虚脱)の説明。熱けいれんは、大量の
発汗時に水だけを補給して血中の塩分濃度が下がることで起こり、こむら返りなどがみられる
(3) 全身振動障害と局所振動障害の説明が逆。レイノー現象や
手指のしびれは局所振動障害、関節痛などの筋骨格系障害は全身振動障害
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(5) マイクロ波は、赤外線より波長が長い電磁波
【寒さによる障害】
低体温症 中心部の体温が35℃程度以下
凍傷 0℃以下。組織が凍って壊死する
凍瘡(しもやけ) 0℃以上でも起きる。血行不良
低体温症は全身、凍傷と凍瘡は局所の話です。
【熱中症の分け方】
熱けいれん 塩分不足。こむら返り、筋肉の痛み
熱失神(熱虚脱) 皮膚の血管に血液がたまり、脳への血流が
減る。めまい、失神
熱疲労 水分不足。脱力、めまい、頭痛
熱射病 体温調節が破たん。高体温、意識障害
選択肢(2)は、熱失神の説明に「熱けいれん」の名前を付けたものです。塩分が足りないのがけいれん、血の巡りの問題が失神と分けます。
【振動障害の分け方】
局所振動障害 手持ち工具から手に伝わる。
レイノー現象(白ろう病)、手指のしびれ
全身振動障害 車両や船から体全体に伝わる。
腰痛、関節痛などの筋骨格系障害
手だけなら局所、体ごとなら全身。
【減圧症】
体に溶けた窒素が、浮上時に気泡になる
出典:第一種衛生管理者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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