呼吸用保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの) 第20問
呼吸用保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクよりも有害ガスの濃度が高い大気中で使用することができる。
- (2)ガス又は蒸気状の有害物質が粉じんと混在している作業環境中で防毒マスクを使用するときは、防じん機能を有する防毒マスクを選択する。
- (3)防毒マスクの吸収缶の色は、アンモニア用は緑色で、有機ガス用は黒色である。
- (4)使い捨て式防じんマスクは、粒径1µm程度のヒュームには使用できない。
- (5)防じんマスクは、面体と顔面との間にタオルなどを挟んで着用してはならない。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
使い捨て式防じんマスクでも、国家検定に合格したものであればヒュームに使用できます。粒径1マイクロメートル程度の細かい粒子も捕集できます。
【ほかの選択肢】
(1) 隔離式防毒マスクは、直結式よりも有害ガスの濃度が高い
大気中で使用できる 正しい
(2) ガスや蒸気が粉じんと混在する環境では、防じん機能を有する
防毒マスクを選択する 正しい
(3) 吸収缶の色は、アンモニア用が緑色、有機ガス用が黒色 正しい
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(5) 面体と顔面との間にタオルなどを挟んで着用してはならない
正しい
【防じんマスクとヒューム】
ヒュームのような細かい粒子にも効果がある
ヒュームは金属が蒸発して空気中で固まった、ごく細かい粒です。粉じんより小さいので「通り抜けてしまうのでは」と思われがちですが、検定に合格した防じんマスクは、この大きさの粒子を捕集できるよう試験されています。使い捨て式かどうかは関係ありません。
【ろ過のしくみ】
ふるいのように目で止めているわけではない
繊維に静電気で吸い付ける、繊維に衝突させて止める、といったはたらきが組み合わさっています。だから、粒が小さいほど通り抜けやすい、とは単純には言えません。
【タオルを挟んではいけないわけ】
面体と顔のすきまから、汚れた空気が入る
マスクは、顔に密着してはじめて働きます。あとひげ、化粧、めがねのつるも、同じ理由で密着を妨げます。
【防毒マスクの三つの型】
隔離式 吸収缶が大きく、高濃度まで使える
直結式 中濃度まで
直結式小型 低濃度まで
【吸収缶の色】
有機ガス用 黒 / 一酸化炭素用 赤
ハロゲンガス用 灰と黒 / アンモニア用 緑
亜硫酸ガス用 黄赤 / シアン化水素用 青
出典:第一種衛生管理者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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