労働衛生保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの) 第19問
労働衛生保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)直結式防毒マスクは、隔離式防毒マスクよりも有害ガスの濃度が高い大気中で使用することができる。
- (2)吸気補助具付き防じんマスクは、吸気補助具によって清浄な空気を送る機能がある防じんマスクである。
- (3)酸素濃度18%未満の場所で使用できる呼吸用保護具には、送気マスク、空気呼吸器のほか、酸素呼吸器がある。
- (4)遮光保護具は、溶接作業における紫外線などによる眼の障害を防ぐために使用する。
- (5)保護クリームは、作業中に有害な物質が直接皮膚に付着しないようにする目的で塗布するものである。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
隔離式防毒マスクのほうが、直結式よりも高い濃度の大気中で使用できます。向きが逆になっています。
【防毒マスクの三つの型】
隔離式 吸収缶が連結管で面体とつながっている。
吸収缶が大きく、高濃度まで使える
直結式 吸収缶が面体に直接つく。中濃度まで
直結式小型 吸収缶が小さい。低濃度まで
吸収缶が大きいほど高い濃度に耐えられる、と考えれば筋が通ります。隔離式は缶を腰などに下げられるので、大きく重い缶を使えます。
【ほかの選択肢】
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 吸気補助具付き防じんマスクは、吸気補助具によって清浄な空気を
送る機能がある防じんマスク 正しい
(3) 酸素濃度18%未満の場所で使えるのは、送気マスク、空気呼吸器、
酸素呼吸器 正しい
(4) 遮光保護具は、溶接作業における紫外線などによる眼の障害を
防ぐために使用する 正しい
(5) 保護クリームは、有害な物質が直接皮膚に付着しないように
する目的で塗布する 正しい
【酸素欠乏で使えるもの・使えないもの】
使える 送気マスク、空気呼吸器、酸素呼吸器
使えない 防じんマスク、防毒マスク、電動ファン付き呼吸用保護具
濾すだけの道具は、酸欠では無力です。空気そのものを外から持ち込む器具でなければなりません。
【呼吸用保護具の分け方】
ろ過式 防じんマスク、防毒マスク、電動ファン付き呼吸用保護具
給気式 送気マスク(ホースマスク、エアラインマスク)、
自給式呼吸器(空気呼吸器、酸素呼吸器)
【保護クリームの限界】
作業の前に塗り、作業が終わったら洗い落とす
あくまで補助です。これだけに頼ってはいけません。
【遮光保護具】
溶接には、遮光度番号の合ったものを選ぶ
出典:第一種衛生管理者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「労働衛生(有害業務に係るもの)」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第19問局所排気装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第17問作業環境における騒音及びそれによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第15問厚生労働省の「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」に関する次の記述の
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第13問有機溶剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第11問化学物質とその常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態との組合せとして、誤って
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第19問有害物質を発散する屋内作業場の作業環境改善に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
スポンサーリンク

