作業環境における有害要因による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの) 第20問
作業環境における有害要因による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)電離放射線の被ばくによる白内障は、晩発障害に分類され、被ばく後、半年~30年後に現れる。
- (2)マイクロ波は、赤外線より波長が短い電磁波で、照射部位の組織を加熱する作用がある。
- (3)金属熱は、金属の溶融作業において、高温環境により体温調節中枢が麻痺することにより発生し、長期間にわたる発熱、関節痛などの症状がみられる。
- (4)凍瘡は、皮膚組織の凍結壊死を伴うしもやけのことで、0℃以下の寒冷にばく露することによって発生する。
- (5)潜水業務における減圧症は、浮上による減圧に伴い、血液中に溶け込んでいた酸素が気泡となり、血管を閉塞したり組織を圧迫することにより発生する。
正答 (1)
正答は (1)。これが正しい記述です。
電離放射線の被ばくによる白内障は晩発障害に分類され、被ばくから半年から30年後に現れます。
【ほかの選択肢の誤り】
(2) マイクロ波は、赤外線より波長が長い電磁波
(3) 金属熱は、高温環境によるものではなく、金属ヒュームの
吸入によって起こる。症状は悪寒と発熱で、長期間にわたるものではない
(4) 凍瘡(しもやけ)は、0℃以下でなくても発生する。
皮膚組織の凍結壊死を伴うのは凍傷
(5) 減圧症は、血液中に溶け込んでいた窒素が気泡となって
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起こる。酸素ではない
【放射線障害の分け方】
早期障害 被ばく後、数週間以内に現れる。
造血器障害、脱毛、皮膚の紅斑、不妊
晩発障害 何か月も何年も経ってから現れる。
白内障、悪性腫瘍(がん、白血病)
また、別の分け方もあります。
確定的影響 しきい値がある。ある量を超えると必ず出る。
白内障、脱毛、造血器障害、皮膚障害
確率的影響 しきい値がない。量が増えるほど確率が上がる。
がん、白血病、遺伝的影響
白内障は「晩発」かつ「確定的」という、ややこしい位置にあります。ここがよく問われます。
【金属熱】
亜鉛や銅のヒュームを吸って起こる
数時間後に悪寒と発熱。翌日には治まることが多い
高温の環境で起きるのではありません。溶接や溶融の作業で起きるので、暑さのせいと取り違えさせる出題が定番です。
【凍瘡と凍傷】
凍瘡(しもやけ) 0℃以上でも起きる。血行不良
凍傷 0℃以下。組織が凍って壊死する
【減圧症】
体に溶けた窒素が、浮上時に気泡になる
酸素は体が消費するので、気泡になるほど余りません。
出典:第一種衛生管理者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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