労働衛生保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの) 第16問
労働衛生保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)直結式防毒マスクは、隔離式防毒マスクよりも有害ガスの濃度が高い大気中で使用することができる。
- (2)ガス又は蒸気状の有害物質が粉じんと混在している作業環境中で防毒マスクを使用するときは、防じん機能を有する防毒マスクを選択する。
- (3)酸素濃度18%未満の場所で使用できる呼吸用保護具には、送気マスク、空気呼吸器のほか、酸素呼吸器がある。
- (4)聴覚保護具は、日本産業規格(JIS)に規定する試験方法により測定された遮音値を目安に、必要かつ十分な遮音値のものを選定する。
- (5)保護めがねは、研磨、化学薬品取扱いなどの作業で、飛散する粒子、薬品の飛沫などによる眼の障害を防止するために使用する。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
隔離式防毒マスクのほうが、直結式よりも高い濃度の大気中で使用できます。向きが逆になっています。
【防毒マスクの三つの型】
隔離式 吸収缶が連結管で面体とつながっている。
吸収缶が大きく、高濃度まで使える
直結式 吸収缶が面体に直接つく。中濃度まで
直結式小型 吸収缶が小さい。低濃度まで
吸収缶が大きいほど高い濃度に耐えられる、と考えれば筋が通ります。隔離式は缶を腰などに下げられるので、大きく重い缶を使えます。
【ほかの選択肢】
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(2) ガスや蒸気が粉じんと混在する環境では、防じん機能を有する
防毒マスクを選ぶ 正しい
(3) 酸素濃度18%未満の場所で使えるのは、送気マスク、空気呼吸器、
酸素呼吸器 正しい
(4) 聴覚保護具は、必要かつ十分な遮音値のものを選定する 正しい
(5) 保護めがねは、飛散する粒子や薬品の飛沫による眼の障害を
防止するために使用する 正しい
【酸素欠乏で使えるもの・使えないもの】
使える 送気マスク、空気呼吸器、酸素呼吸器
使えない 防じんマスク、防毒マスク、電動ファン付き呼吸用保護具
濾すだけの道具は、酸欠では無力です。空気そのものを外から持ち込む器具でなければなりません。
【遮音値は高ければよいわけではない】
必要かつ十分な値のものを選ぶ
遮音しすぎると、警報や合図、機械の異音まで聞こえなくなります。かえって危険になるので、作業に合った値を選びます。
【吸収缶の色】
有機ガス用 黒
一酸化炭素用 赤
ハロゲンガス用 灰と黒
アンモニア用 緑
亜硫酸ガス用 黄赤
出典:第一種衛生管理者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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