特殊健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの) 第19問
特殊健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)有害業務への配置替えの際に行う特殊健康診断には、業務適性の判断と、その後の業務による影響を調べるための基礎資料を得るという目的がある。
- (2)特殊健康診断の実施に当たっては、現在の作業内容及び有害要因へのばく露状況を把握する必要がある。
- (3)体内に取り込まれた多くの有機溶剤は、生物学的半減期が短いので、有機溶剤等健康診断における尿中の代謝物の量の検査のための採尿の時刻は、厳重にチェックする必要がある。
- (4)眼底検査は、電離放射線健康診断で実施され、動脈硬化の進展の有無を検査する。
- (5)振動工具取扱い作業者に対する特殊健康診断を1年に2回実施する場合、そのうち1回は冬季に行うとよい。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
眼底検査は、電離放射線健康診断の項目ではありません。
電離放射線健康診断で行う眼の検査は、白内障に関する眼の検査です。放射線は水晶体を濁らせるので、そこを見ます。眼底(網膜とその血管)を見て動脈硬化を調べるのとは、目的も部位も違います。
【電離放射線健康診断の項目】
被ばく歴の有無の調査及びその評価
白血球数及び白血球百分率の検査
赤血球数の検査及び血色素量またはヘマトクリット値の検査
白内障に関する眼の検査
皮膚の検査
【ほかの選択肢】
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(1) 配置替えの際の特殊健康診断には、業務適性の判断と、その後の
影響を調べるための基礎資料を得るという目的がある 正しい
(2) 現在の作業内容及び有害要因へのばく露状況を把握する必要が
ある 正しい
(3) 有機溶剤は生物学的半減期が短いので、採尿の時刻を厳重に
チェックする必要がある 正しい
(5) 振動工具取扱い作業者の特殊健康診断を年2回行う場合、
そのうち1回は冬季に行うとよい 正しい
【採尿の時刻が大事なわけ】
有機溶剤の代謝物は、数時間で体から抜ける
作業の直後に採るのか、翌朝に採るのかで、値がまるで変わります。だから時刻をそろえないと、比べることも判定することもできません。
半減期が短いものほど、時刻の管理が厳しくなると覚えます。鉛のように体内に長くとどまるものでは、ここまで厳しくありません。
【振動障害の検査を冬に行うわけ】
レイノー現象(白ろう病)は、寒さで誘発される
夏に調べても指が白くならず、異常を見逃します。だから冬季に1回を当てます。
【配置前の健康診断】
その業務に就かせてよいかを判断する
あとで比べるための出発点を作る
出典:第一種衛生管理者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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