労働安全衛生規則に基づく医師による雇入時の健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
関係法令 第6問
労働安全衛生規則に基づく医師による雇入時の健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)事業場に雇い入れる日の6か月前に医師による健康診断を受けた労働者に対しても、法定の全ての項目について雇入時の健康診断を行わなければならない。
- (2)雇入時の健康診断における聴力の検査は、1,000Hz及び4,000Hzの音に係る聴力について行わなければならない。
- (3)50人以上の労働者に対して雇入時の健康診断を行ったときは、遅滞なく、その結果を所轄労働基準監督署長に報告しなければならない。
- (4)事業場において実施した雇入時の健康診断の項目に異常の所見があると診断された労働者については、その結果に基づき、健康を保持するために必要な措置について、健康診断が行われた日から3か月以内に、医師の意見を聴かなければならない。
- (5)雇入時の健康診断の結果に基づき、健康診断個人票を作成して、これを5年間保存しなければならない。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
雇入時の健康診断には、所轄労働基準監督署長への報告義務がありません。人数にかかわらず、報告は不要です。
報告が必要なのは定期健康診断で、常時50人以上の労働者を使用する事業者が対象です。
【ほかの選択肢】
(1) 雇い入れる日の6か月前に健康診断を受けた労働者に対しても、
法定の全項目について雇入時の健康診断を行う 正しい
(2) 聴力の検査は1,000Hz及び4,000Hzの音について行う 正しい
(4) 異常の所見があると診断された労働者については、健康診断が
解説の続きをみる続きを閉じる
行われた日から3か月以内に医師の意見を聴く 正しい
(5) 健康診断個人票を作成し、5年間保存 正しい
【省略できるのは3か月以内】
医師による健康診断を受けた後3か月を経過しない者が、その結果を証明する書面を提出したときだけ、相当する項目を省略できる
設問は6か月前なので、3か月を超えています。だから全項目を行わなければなりません。3と6を入れ替えるのが、この設問の仕掛けです。
【雇入時と定期の違い】
雇入時 定期
項目の省略 原則できない 医師が認めれば一部できる
労基署への報告 不要 常時50人以上で必要
個人票の保存 5年間 5年間
雇入時は、3か月以内に受けた健康診断の結果を証明する書面を出した場合を除いて、項目を省略できません。医師の判断で一部を省略できる定期との、いちばん大きな違いです。これから働いてもらう人の状態を、まず一通り把握しておくためです。
【聴力の検査】
1,000Hz 会話の音域
4,000Hz 騒音性難聴が最初に現れる音域
【医師の意見を聴く期限】
健康診断が行われた日から3か月以内
出典:第二種衛生管理者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「関係法令」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第6問労働衛生コンサルタントに関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第4問労働安全衛生法に基づく心理的な負担の程度を把握するための検査の結果に基づき実施する面接指
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第2問衛生委員会に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第10問週所定労働時間が30時間、週所定労働日数が4日である労働者であって、雇入れの日から起算し
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第8問中央管理方式の空気調和設備を設けている建築物の室で、事務所の用に供されるものについての室
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第6問衛生委員会に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。
スポンサーリンク

