25 歳の男性。左頰部の痛みと鼻汁を主訴に来院した。5 日前から感冒症状があった。3 日前に左頰部の痛みを自覚し左鼻腔か…
D問題 第23問
25 歳の男性。左頰部の痛みと鼻汁を主訴に来院した。5 日前から感冒症状があった。3 日前に左頰部の痛みを自覚し左鼻腔から膿性鼻汁が出現した。左頰部の痛みが増強したため来院した。体温37.2 ℃。頰部の皮膚に発赤および腫脹を認めない。鼻鏡検査で左鼻腔内に膿性鼻汁を認めた。診断はどれか。
- (1)鼻せつ
- (2)三叉神経痛
- (3)急性副鼻腔炎
- (4)頰部蜂窩織炎
- (5)アレルギー性鼻炎
正答 (3)
正答は (3)。急性副鼻腔炎です。
かぜ(ウイルス性上気道炎)に続いて、片側の頰部痛と同じ側の膿性鼻汁が出ています。鼻鏡で膿性鼻汁を確かめており、左の上顎洞を中心とした急性副鼻腔炎と考えられます。頰の皮膚に発赤・腫脹がないので、炎症は副鼻腔の中にとどまっています。
【ほかの選択肢】
(1) 鼻せつ 誤り
鼻前庭の毛包の化膿で、鼻の入口が赤く腫れて痛みます
(2) 三叉神経痛 誤り
数秒の電撃痛が発作的に起こり、膿性鼻汁は伴いません
(4) 頰部蜂窩織炎 誤り
皮膚の発赤・腫脹・熱感があるはずです
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(5) アレルギー性鼻炎 誤り
くしゃみ、水様性鼻汁、鼻閉が主で、膿性鼻汁や頰部痛は起こしません
【治療の考え方】
軽症ならまず鼻処置や対症療法で様子をみ、中等症以上や長引く場合に抗菌薬(アモキシシリンなど)を使います。
眼の腫れ・視力低下・強い頭痛があれば、眼窩や頭蓋内への波及を疑います。
出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問23(厚生労働省 公表)出典元ページ
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