64 歳の男性。左耳下部の腫脹を主訴に来院した。10 年前から左耳下部に腫瘤を自覚し、3 年前から右耳下部にも小さい腫瘤…

A問題 第33問

64 歳の男性。左耳下部の腫脹を主訴に来院した。10 年前から左耳下部に腫瘤を自覚し、3 年前から右耳下部にも小さい腫瘤を自覚していた。腫瘤は一時増大と縮小を繰り返していた。右耳下部には直径20 mm、左耳下部には直径35 mm の弾性軟の腫瘤を触知した。皮膚との癒着はなく圧痛は認めなかった。頸部単純MRI の脂肪抑制T1 強調水平断像(別冊No. 12)を別に示す。診断はどれか。

医師 2024年(令和6年) 第33問の図
正答 (3)
正答は (3)。Warthin腫瘍です。 【見るところ】 頸部MRIの脂肪抑制T1強調水平断像(別冊No. 12)では、両側の耳下腺の後下方に境界明瞭な腫瘤があり、内部に高信号の部分を含んでいます。 Warthin腫瘍は、中高年の男性・喫煙者に多い耳下腺の良性腫瘍です。耳下腺の下極に、弾性軟の腫瘤としてでき、両側性・多発しやすいことが特徴です。内部に囊胞を含み、大きさが増減することがあります。⁹⁹ᵐTcO₄⁻(テクネチウム)シンチグラフィで集積するのも特徴です。 【ほかの選択肢】 (1) 唾石症  顎下腺に多く、食事のときに腫れて痛む 違う
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(2) 正中頸囊胞  頸部の正中にでき、嚥下で動く  違う (4) Sjögren症候群  口や眼の乾燥と、唾液腺のびまん性の腫れ。限局した腫瘤ではない         違う (5) 耳下腺多形腺腫  耳下腺の良性腫瘍で最も多いが、弾性硬で、片側の単発が多い         違う

出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問33(厚生労働省 公表)出典元ページ

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