15 歳の男子。幼少時から胸の形が他人と異なることを主訴に父親に連れられて来院した。胸部の痛みは訴えていない。脈拍64/…

A問題 第68問

15 歳の男子。幼少時から胸の形が他人と異なることを主訴に父親に連れられて来院した。胸部の痛みは訴えていない。脈拍64/分、整。血圧132/72 mmHg。呼吸数14/分。SpO₂ 99 %(room air)。胸部の写真(別冊No. 29)を別に示す。この患者で認める所見はどれか。2 つ選べ。

医師 2024年(令和6年) 第68問の写真
正答 (1)(4)
正答は (1)と(4)。肋軟骨の変形と胸骨陥凹です。 【見るところ】 胸部の写真(別冊No. 29)では、前胸部の中央から下部にかけて、胸骨のあたりが深くくぼんでいます。漏斗胸です。 漏斗胸は、胸骨の下部とそれにつながる肋軟骨が背側へ落ち込み、前胸部がじょうごのようにくぼむ胸郭の変形です。原因は肋軟骨の過成長・変形とされます。多くは症状がありませんが、見た目の悩みや、高度な例では心臓・肺の圧迫が問題になり、手術(Nuss法など)を行うことがあります。Marfan症候群に合併することもあります。
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【ほかの選択肢】 (2) ビア樽状胸郭  胸郭の前後径が大きくなる形で、COPDでみられる                  違う (3) 胸骨骨折  外傷で起こる。痛みもなく、幼少時からの変形違う (5) 動揺胸郭  連続する複数の肋骨がそれぞれ2か所以上で折れ、その部分が呼吸と逆に動く(奇異呼吸)外傷の所見 違う

出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問68(厚生労働省 公表)出典元ページ

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