58 歳の男性。自宅近くの医療機関で頭部CT 異常を指摘され来院した。6 か月前から頭痛が出現した。意識は清明。身長16…

A問題 第15問

58 歳の男性。自宅近くの医療機関で頭部CT 異常を指摘され来院した。6 か月前から頭痛が出現した。意識は清明。身長168 cm、体重60 kg。脈拍64/分、整。血圧110/80 mmHg。視力、視野に異常を認めない。頭部単純MRI の T1 強調冠状断像(別冊No. 2A)とT2 強調矢状断像(別冊No. 2B)を別に示す。次に行うべき検査はどれか。

医師 2025年(令和7年) 第15問の図
正答 (1)
正答は (1)。内分泌検査です。 【画像の見方】 T1強調冠状断像(別冊No. 2A)とT2強調矢状断像(別冊No. 2B)で、トルコ鞍の中に腫瘤性の病変があります。左右の内頸動脈の流れ(黒い点)の間にあり、視交叉を強く押し上げてはいません。 視力・視野に異常がないことと合います。 トルコ鞍の病変(下垂体腺腫やRathke囊胞など)が見つかったら、まず下垂体ホルモンを調べます。ホルモンが過剰に出ていないか(成長ホルモン、プロラクチン、ACTHなど)、逆に足りなくなっていないか(副腎皮質・甲状腺・性腺の機能低下)をみることで、治療方針(薬・手術・経過観察)とホルモン補充の要否が決まります。とくに副腎皮質機能低下は放置すると危険です。
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【ほかの選択肢】 (2) 徒手筋力検査  筋力低下の訴えや所見はない 違う (3) 認知機能検査  認知機能の低下を示す所見はない 違う (4) 腹部CT検査  まず下垂体の機能を調べる   違う (5) 脳脊髄液検査  髄膜炎などを疑う所見はない 違う

出典:2025年(令和7年) 医師国家試験 問15(厚生労働省 公表)出典元ページ

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