57 歳の男性。1 か月前からの両側耳閉感を主訴に来院した。右鼻腔ファイバースコープ像(別冊No. 3A)と頭頸部造影C…

A問題 第18問

57 歳の男性。1 か月前からの両側耳閉感を主訴に来院した。右鼻腔ファイバースコープ像(別冊No. 3A)と頭頸部造影CT(別冊No. 3B)を別に示す。組織生検の結果は扁平上皮癌であった。この疾患で正しいのはどれか。

医師 2025年(令和7年) 第18問の図
正答 (2)
正答は (2)。「EBウイルスが原因となる」が正しいです。 【画像の見方】 鼻腔ファイバースコープ像(別冊No. 3A)で、上咽頭(鼻の奥)に表面が崩れた腫瘤があり、造影CT(別冊No. 3B)でも上咽頭に増強される腫瘤があります。生検で扁平上皮癌であり、上咽頭癌です。 上咽頭癌の多くはEBウイルスの感染と深い関係があり、血清のEBウイルス抗体価やEBウイルスDNAが診断や経過の目安に使われます。両側の耳閉感は、腫瘍が耳管の咽頭口をふさいで起こる滲出性中耳炎によるもので、上咽頭癌の初発症状として大切です。
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【ほかの選択肢】 (1) 転移を伴うことは少ない  頸部リンパ節転移で見つかることが多い 誤り (3) 欧米では高頻度  中国南部や東南アジアに多い 誤り (4) 急性中耳炎を併発しやすい  起こりやすいのは滲出性中耳炎 誤り (5) 早期癌で見つかることが多い  見えにくい場所にあり、進行して見つかることが多い 誤り 【治療】 放射線に感受性が高く、化学放射線療法が中心です。

出典:2025年(令和7年) 医師国家試験 問18(厚生労働省 公表)出典元ページ

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