54 歳の女性。乳がん検診で異常を指摘され来院した。42 歳から①高血圧症で、降圧薬を内服中である。喫煙歴はない。飲酒は…

D問題 第66問

54 歳の女性。乳がん検診で異常を指摘され来院した。42 歳から①高血圧症で、降圧薬を内服中である。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。②母は乳癌のため58 歳で死亡した。③初経は12 歳。④出産は2 回。⑤BMI 20.3。マンモグラフィでは高濃度腫瘤陰影と集簇した多形性の微細石灰化像を認めた。下線部のうち、想定される疾患のリスクファクターはどれか。

正答 (2)
正答は (2)。②です。 マンモグラフィで高濃度の腫瘤と、集まった多形性の微細な石灰化があり、乳癌が疑われます。下線部のうち乳癌のリスクファクターに当たるのは、 ②の「母が乳癌」という家族歴です。母や姉妹など近い血縁者に乳癌が あると、なりやすさが高まります。若い年齢での発症や、卵巣癌の家族歴が重なるときは、BRCA1/2などの遺伝性乳癌卵巣癌も考えます。 【ほかの選択肢】 (1) ①高血圧症 誤り 乳癌の危険因子ではありません (3) ③初経12歳 誤り   初経が早いことは危険因子ですが、12歳はふつうの年齢の範囲です
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(4) ④出産2回 誤り   出産経験がない(または初産が遅い)ことが危険因子で、出産や授乳の経験はむしろ危険を下げます (5) ⑤BMI 20.3 誤り   閉経後の肥満は危険因子ですが、BMI 20.3はふつうの体格です 【乳癌の主なリスクファクター】 エストロゲンにさらされる期間が長いこと(初経が早い、閉経が遅い、出産経験がない、初産が遅い)、閉経後の肥満、飲酒、乳癌の家族歴、良性の乳腺疾患の既往など

出典:2025年(令和7年) 医師国家試験 問66(厚生労働省 公表)出典元ページ

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