地上共振に関する記述で誤りはどれか。…
航空工学(回転翼) 第13問
地上共振に関する記述で誤りはどれか。
- (1)地上共振とは、ヘリコプタのロータのバランスが崩れ、機体の固有振動数と同じ周波数か、整数倍の振動数で振動し、機体が損傷するまで振動の強度が増幅する現象である。
- (2)この現象は、ロータ・システムや降着装置のタイプに関係なくすべてのヘリコプタで生起する。
- (3)地上共振を止める方法は、ロータ回転数が通常運用の範囲内であればホバリングに移行し、ロータ回転数が低い場合はエンジンを停止しコレクティブを下げることである。
- (4)機体の一部(降着装置が車輪式の場合、車輪の1つ)を強く接地させるとブレードの位置関係がアンバランス状態となりこの現象を生起させる。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
地上共振は、主にリード・ラグ(ドラッギング)のヒンジを持つ全関節型ロータの機体で、ブレードの前後の動きの乱れと、降着装置(車輪のタイヤや脚の緩衝装置)を含む機体の振動が連成して起こる現象です。シーソー型(半関節型)ロータのように、ドラッギングの自由度を持たないロータでは起こらないとされます。「ロータ・システムや降着装置のタイプに関係なくすべてのヘリコプタで生起する」は誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) ロータのバランスが崩れ、機体の固有振動数と同じか整数倍の振動数で振動し、機体が損傷するまで振動が増幅する現象です 正しい
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(3) ロータ回転数が通常の運用範囲内ならホバリングに移って地面から離れ、回転数が低い場合はエンジンを停止してコレクティブを下げます 正しい
(4) 車輪の一つを強く接地させるなど、機体の一部が強く接地すると、ブレードの位置関係が不釣り合いになり、この現象が起こるきっかけになります 正しい
【防ぐために】
ロータのドラッグ・ダンパーや、脚の緩衝装置・タイヤの空気圧を適正に保つことが大切です。片側の脚から強く接地する着陸も避けます。
出典:令和元年9月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問13(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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