空気塊の断熱変化について誤りはどれか。…
航空気象 第5問
空気塊の断熱変化について誤りはどれか。
- (1)空気塊の移動に際して、外部との熱の出入りがまったくない変化を断熱変化という。
- (2)乾燥断熱減率は1℃/100mである。
- (3)湿潤断熱減率は乾燥断熱減率に比べて大きい。
- (4)大気が上昇して飽和に達する直前までの気温減率を乾燥断熱減率という。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
湿潤断熱減率は乾燥断熱減率より「小さく」なります。飽和した空気が上昇して冷えると水蒸気が凝結し、そのとき放出される潜熱が空気を暖めるので、気温の下がり方がゆるやかになるためです。湿潤断熱減率は気温によって変わり、下層の暖かい空気ではおよそ0.4〜0.5℃/100m程度です。
【ほかの選択肢】
(1) 外部と熱のやり取りがまったくない変化が断熱変化です 正しい
(2) 乾燥断熱減率は約1℃/100m(約3℃/1,000ft)です 正しい
(4) 飽和する前の(乾燥した、または未飽和の)空気が上昇するときの気温減率が乾燥断熱減率です 正しい
解説の続きをみる続きを閉じる
【大気の安定度とのつながり】
気温減率 > 乾燥断熱減率 絶対不安定
湿潤断熱減率 < 気温減率 < 乾燥断熱減率 条件付き不安定
気温減率 < 湿潤断熱減率 絶対安定
出典:令和2年3月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問5(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
- 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 平成31年3月期 第8問
- 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 令和3年3月期 第5問
- 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 令和4年3月期 第5問
- 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 令和5年3月期 第5問
「航空気象」のほかの問題
- 平成31年1月期 第5問温度計の目盛について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中か
- 令和元年5月期 第10問梅雨前線の形成に影響を及ぼす気団に関する記述で正しいものはどれか。
- 令和元年11月期 第4問地上において外気温度33℃、露点温度が25℃のとき、上昇気流によってできる雲のおおむねの
- 令和3年1月期 第1問国際民間航空で採用している標準大気の500hPa気圧面に対応する高度で正しいものはどれか
- 令和3年11月期 第7問気団の説明について誤りはどれか。
- 令和4年9月期 第3問水蒸気(気体)が水(液体)に変化するときの「熱」について正しいものはどれか。
スポンサーリンク

