ダウンバーストについて誤りはどれか。…
航空気象 第15問
ダウンバーストについて誤りはどれか。
- (1)積乱雲の下などで地表付近に発生する強烈な下降気流をダウンバーストと呼ぶ。
- (2)ダウンバーストは、地表付近で水平方向へ広がる強烈な発散風となり、その規模は直径1km未満から15kmを超えるものまである。
- (3)ダウンバーストは、2つの対照的な気象条件のもとで発生し、活発な積乱雲下で豪雨とともに生じる場合や、地上ではほとんど雨を伴わない尾流雲などが観測される積雲下で生じる場合がある。
- (4)航空機が強烈なダウンバーストに遭遇すると、下降気流中の航空機の翼の気流は相対的にみて機の水平線上方から来ることになるから、迎え角は小さくなって揚力も減少する。そのため着陸進入中では降下率が小さくなり、離陸上昇中であれば上昇率が良くなる。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
ダウンバーストの下降気流の中では、翼に当たる気流が相対的に機の水平線の上方から来るので、迎え角が小さくなって揚力が減ります。ここまでは正しいのですが、その結果、着陸進入中は降下率が「大きく」なり、離陸上昇中は上昇率が「悪く」なります。(4) は結果を逆に述べているので誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 積乱雲の下などで地表付近に達する強い下降気流をダウンバーストといいます 正しい
(2) 地表付近で水平に広がる強い発散風となり、規模は小さいもの(広がりが4km未満のマイクロバースト)から大きいもの(マクロバースト)まであります 正しい
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(3) 活発な積乱雲の下で強い雨とともに起こるもの(ウェット型)と、地上ではほとんど雨を伴わず尾流雲などが見られる雲の下で起こるもの(ドライ型)があります 正しい
【進入中に遭遇すると】
ダウンバーストに入ると、まず向かい風の増加で対気速度と揚力が一時増え、次に強い下降気流、続いて追い風への変化で対気速度が減り、高度を大きく失うおそれがあります。最初の「性能が良くなる」変化にだまされないことが大切です。
出典:令和3年7月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問15(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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