日本付近の温帯低気圧の発達と衰弱に関する説明で誤りはどれか。…
航空気象 第13問
日本付近の温帯低気圧の発達と衰弱に関する説明で誤りはどれか。
- (1)低気圧の多くは前線上に発生するが、低気圧域内に流れ込む寒・暖両気団の気温差が大きいほど低気圧は発達する。
- (2)低気圧域内には、上昇気流が起こって雲ができるが、水蒸気が雲になるときに吸収される熱エネルギーにより低気圧が発達する。したがって、高温湿潤な空気が域内に流れ込むことが低気圧の発達に必要である。
- (3)低気圧の中心から伸びる寒冷前線が温暖前線に追いつき、中心付近から閉塞前線ができはじめた頃が低気圧の最盛期である。閉塞が進むと摩擦その他のため低気圧は急速に衰弱し低気圧としての特徴を失う。
- (4)高層天気図で偏西風の谷の位置をみると、消滅期には、谷は低気圧の真上に移っており、中心付近では上昇気流がなくなる。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
水蒸気が凝結して雲になるとき、潜熱(凝結熱)が放出されます。この熱が上昇気流を強め、低気圧を発達させます。「吸収される熱エネルギー」は誤りです。高温で湿った空気の流入が発達に必要、という後半の内容は正しいので、熱の出入りの向きに注意します。
【ほかの選択肢】
(1) 低気圧の多くは前線上で発生し、流れ込む寒気と暖気の
温度差が大きいほど発達します 正しい
(3) 寒冷前線が温暖前線に追いつき閉塞し始めた頃が最盛期で、
閉塞が進むと衰弱に向かいます 正しい
(4) 発達期には上空の谷(トラフ)が地上低気圧の西側にあり、
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軸が西に傾いています。消滅期には谷が低気圧の真上に来て軸が垂直になり、上昇気流がなくなります 正しい
【温帯低気圧のエネルギー源】
主なエネルギー源は、寒気と暖気の位置のエネルギー(有効位置エネルギー)です。これに凝結による潜熱の放出が加わって、急発達することがあります。
出典:令和3年9月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問13(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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