雲の生成に必要な空気の上昇運動によって冷却が起こる場合の説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5…

航空気象 第5問

雲の生成に必要な空気の上昇運動によって冷却が起こる場合の説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)収束性上昇気流:低気圧や気圧の谷などで周囲から空気が流れ込み、大規模に空気が集まる収束によって起こる上昇気流(b)対流性上昇気流:大気は、下層から上層に向かって一定の割合で気温が低くなっている時に安定しているが、下層の空気が高温になりすぎた場合にこのバランスが崩れて起こる上昇気流(c)地形性上昇気流:風が山などに吹きあたった場合に起こる強制的な上昇気流(d)前線性上昇気流:温暖な空気と寒冷な空気が衝突し前線ができ、そこに起こる寒冷な空気の上昇気流

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(b)(c)の三つです。 雲は、空気が上昇して断熱膨張で冷え、露点に達してできます。 (a)正しい。低気圧や気圧の谷では周りから空気が流れ込み(収束)、行き場を失った空気が上昇します。(b)正しい。地面が強く暖められて下層の空気が高温になると、大気が不安定になり、対流による上昇気流が起こります。(c)正しい。風が山に吹き当たって強制的に持ち上げられる上昇気流です。(d)誤り。前線で上昇するのは寒冷な空気ではなく、温暖な軽い空気です。寒気が暖気の下にもぐり込む(寒冷前線)か、暖気が寒気の上をはい上がる(温暖前線)ことで、暖気が持ち上げられて上昇気流ができます。
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【雲の形との関係】 対流性 …… 積雲・積乱雲(垂直に発達) 前線性(温暖前線)・収束性 …… 層状の雲が広がりやすい 地形性 …… 山の風上側に雲や雨ができやすい 重い寒気は下へ、軽い暖気は上へ、と考えると(d)の誤りに気付けます。

出典:令和4年1月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問5(国土交通省 公表)出典元ページ

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