大気の気温による鉛直分布の分類について、対流圏と成層圏の説明で誤りはどれか。…
航空気象 第1問
大気の気温による鉛直分布の分類について、対流圏と成層圏の説明で誤りはどれか。
- (1)気温が地表面から高度とともに減少していく範囲を対流圏といい、高度はおよそ12km付近までである。
- (2)対流圏では上下の気流の対流がさかんにおこり、雲や雨など天気に密接な関係をもっている。普通の気象現象は主に対流圏内の現象である。
- (3)成層圏は対流圏の直ぐ上にあり成層圏下部では温度はほとんど一定(-50℃程度)であるが、高度約20km以上では上昇に転じ、約50kmでピークに達する。
- (4)成層圏の大気は非常に不安定な成層で、水蒸気が多いため雲がよく発生するが、低温で空気が希薄なためジェット機にとって適当な航空路である。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
成層圏は、高度とともに気温が変わらないか上がる層なので、上下の対流が起こりにくい「安定な成層」です。また水蒸気がきわめて少ないため、雲はほとんどできません。「非常に不安定」「水蒸気が多いため雲がよく発生する」が誤りです。なお、気流が安定していて雲が少ないことから、ジェット機の巡航に適した高度帯であるという点は正しい内容です。
【ほかの選択肢】
(1) 地表から高度とともに気温が下がる層が対流圏で、中緯度ではおよそ11〜12km付近までです 正しい
(2) 対流圏では対流がさかんで、雲・雨など普通の気象現象の大部分は対流圏の中で起こります 正しい
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(3) 成層圏の下部は気温がほぼ一定(標準大気では約−56.5℃)で、およそ20kmより上ではオゾンが紫外線を吸収するため気温が上がり、約50kmの成層圏界面で極大になります 正しい
【大気の層と気温】
対流圏 高度とともに気温が下がる(約6.5℃/km)
成層圏 下部はほぼ一定、上部で気温が上がる
中間圏 再び気温が下がる
熱圏 気温が上がる
出典:令和5年1月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問1(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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