日本付近の季節風の説明で誤りはどれか。…
航空気象 第10問
日本付近の季節風の説明で誤りはどれか。
- (1)季節によって吹く方向を変える風を季節風という。季節風は陸地面積が大きいほどまた高緯度地方ほど顕著である。
- (2)陸地と海洋の比熱の違いから大陸は夏には海洋よりも低温で、冬は逆に高温である。このため冬は大陸が高気圧で海洋が低気圧になり、夏は反対になる。こうして高気圧から低気圧に向けて地上風が吹き、地域毎に季節特有の風向が観察される。
- (3)冬はユーラシア大陸が大きな高気圧に覆われ、そこから東の北太平洋に向けて吹き出す風にコリオリの力と摩擦力で偏向された北西季節風が吹く。
- (4)夏は太平洋高気圧から西の大陸に向けて吹き出し、コリオリの力と摩擦力で偏向された南東季節風が吹く。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
陸地は海洋より比熱が小さいため、夏は海洋より高温、冬は海洋より低温になります。(2) はこの大小を逆に書いています。その結果として「冬は大陸が高気圧、海洋が低気圧、夏は反対」となる部分は正しいのですが、理由の記述が誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 季節によって向きを変える風が季節風で、大きな大陸と
海洋の間で、また高緯度ほど顕著です 正しい
(3) 冬はシベリア高気圧から北太平洋の低気圧へ向けて吹き
出す風が、コリオリの力と摩擦で曲げられて北西の季節風になります 正しい
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(4) 夏は太平洋高気圧から大陸へ向けて吹く風が、同じく
曲げられて南東(南寄り)の季節風になります 正しい
【整理】
冬 大陸が冷える → 西高東低 → 北西の季節風
夏 大陸が暖まる → 南高北低 → 南東の季節風
「比熱が小さい方が暖まりやすく冷えやすい」が出発点です。
出典:令和5年1月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問10(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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