ガストフロントに関する説明で正しいものはどれか。…
航空気象 第17問
ガストフロントに関する説明で正しいものはどれか。
- (1)積雲や積乱雲から生じる暖かく強い下降流で、地面に衝突し周囲に吹き出す突風である。地上では、発散性の突風やしばしば強雨・ひょうを伴う。被害域は、円または楕円となることが多い。
- (2)積雲や積乱雲から吹き出した冷気の先端と周囲の空気との境界で、しばしば突風を伴う。地上では、突風と風向の急変、気温の急下降と気圧の急上昇が観測される。
- (3)積雲や積乱雲に伴って発生する鉛直軸を持つ激しい渦巻で、漏斗状または柱状の雲を伴うことがある。地上では、収束性で回転性の突風や気圧の急下降が観測され、被害域は帯状・線状となることが多い。
- (4)大気中の乱流。通常、飛行中の航空機に揺れを与えるような気流の乱れをいう。山岳波や積乱雲などの影響で起こることが多く、ジェット気流の近傍の高度の高いところでは、晴天乱気流(CAT)が起こることもある。
正答 (2)
正答は (2)。ガストフロントの説明です。
ガストフロントは、積雲や積乱雲の下の冷たい下降気流が地面に広がり、その冷気の先端と周りの暖かい空気との境界にできる小さな前線のようなものです。通過のときには、突風と風向の急な変化、気温の急な低下、気圧の急な上昇が観測されます。親雲から数十km離れた所まで進むこともあります。
【ほかの選択肢】
(1) 積雲・積乱雲からの強い下降気流が地面にぶつかって四方に吹き出す突風はダウンバーストの説明です。被害域が円や楕円になるのも特徴ですが、下降流は冷たい空気で、「暖かく」としている点も誤りです 誤り
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(3) 鉛直の軸を持つ激しい渦巻で、漏斗状の雲を伴い、被害域が帯状・線状になるのは竜巻の説明です 誤り
(4) 飛行中の航空機を揺らす気流の乱れは乱気流の説明です 誤り
【離着陸での注意】
ガストフロントやダウンバーストは、低高度でのウインドシアーの原因になります。進入・離陸の経路の近くに発達した積乱雲があるときは、急な風の変化に備える必要があります。
出典:令和5年1月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問17(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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