A さん(21 歳、大学生、未婚)は腹痛を主訴に救急外来を受診した。A さんの意識は清明で、体温38.0 ℃、脈拍85/…
午後 第50問
A さん(21 歳、大学生、未婚)は腹痛を主訴に救急外来を受診した。A さんの意識は清明で、体温38.0 ℃、脈拍85/分、整、血圧118/78 mmHg であった。診察の結果、A さんは陣痛発来しており、内診所見では既に破水しており、子宮口全開大、Station+2 であった。児は頭位で推定体重は3,000 g。A さんは1 人暮らしで、特定のパートナーはおらず妊娠の自覚もなく、1 年以上病院への受診歴はない。HIV 抗体陰性、HBs 抗原陰性、HCV 抗体陽性、梅毒スクリーニング検査陰性、新型コロナウイルス〈SARS-CoV-2〉PCR 検査陰性、胸部エックス線写真で肺野に異常陰影は認められない。A さんは実家で家族の支援を受けて子育てをすることになり、母子は日齢7 に退院した。退院後3 日の夜、産科病棟にA さんから電話があり、児の臍が取れた後、浸出液が認められると相談があった。A さんは、児の臍は湿潤しており、淡黄色の浸出液が少量認められるが悪臭はなく、臍周囲の発赤・腫脹も臍出血も認めず、発熱もなく元気で哺乳も良好であると話した。助産師の説明で適切なのはどれか。
- (1)「しばらく沐浴を中止してください」
- (2)「ポビドンヨードで臍を毎日消毒してください」
- (3)「臍が蒸れないようオムツの外に出してください」
- (4)「今すぐに家の近くの病院の救急外来を受診してください」
正答 (3)
正答は (3)。臍が蒸れないよう、オムツの外に出すよう伝えます。
臍帯が取れた後に、臍が少し湿って淡黄色の浸出液が少量出るのは、よくみられる経過です。悪臭・発赤・腫脹・出血がなく、発熱もなく元気に哺乳しているので、感染の徴候はありません。オムツの上端を折り返して臍に当たらないようにし、乾燥させて様子をみます。沐浴後は水分を拭き取って乾かします。発赤や悪臭、出血などが出たら受診してもらいます。
【ほかの選択肢】
(1) 沐浴を中止 沐浴で清潔を保ち、その後よく乾かせばよい。中止の必要はない 誤り
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(2) ポビドンヨードで毎日消毒 感染の徴候がなければ消毒は必要ない。乾燥させることが基本 誤り
(4) すぐに救急外来を受診 緊急の受診が必要な所見はない 誤り
出典:2024年(令和6年) 助産師国家試験 問50(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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