A さん(25 歳、女性、会社員)は、2 日前に市販の妊娠反応検査薬が陽性だったため、産婦人科クリニックを受診した。学生…

午後 第37問

A さん(25 歳、女性、会社員)は、2 日前に市販の妊娠反応検査薬が陽性だったため、産婦人科クリニックを受診した。学生時代からマラソンを続け、現在も社会人選手として毎日トレーニングをしている。身体所見:身長162 cm、体重43 kg。月経周期:初経は17 歳だったが、周期は不規則で1 年近く無月経だったこともある。超音波検査所見: 子宮内に10 mm の胎囊は確認できたが、胎芽・胎児 および心拍動は確認できず、受胎日も特定できなかった。その後、A さんは胎児心拍が確認されて順調な妊娠経過をたどった。妊娠32 週の妊婦健康診査で助産師外来を受診したA さんは「最近、赤ちゃんがよく動くんです。そのたび下腹が張ってトイレに行きたくなります」と話している。助産師がLeopold〈レオポルド〉触診法を行った。触診の所見:第1 段 子宮底に浮球感がある。第2 段  母体左側に児背がわずかに触れる。羊水量は中程度。右臍棘線中央付近で胎児部分を触れ、胎動に伴って腹部に弱い緊張感が出現する。第3 段 子宮底より小さく胎児部分を触れる。第4 段 骨盤内へ胎児部分の嵌入はない。この所見から助産師が行う生活上の助言で最も適切なのはどれか。

正答 (3)
正答は (3)。「休むときは右側を下にして横になりましょう」と助言します。 第1段で子宮底に浮球感(児頭)、第3段で子宮底より小さい胎児部分(殿部)を触れるので、骨盤位です。児背は母体の左側にあります。妊娠32週の骨盤位は、自然に頭位に戻ることも多いので、児背が上になるように、右側を下にして横になる(右側臥位)ことを勧めます。胎動で膀胱が押されて尿意が起こるのも、骨盤位で児の足が下にあるためと考えられます。 【ほかの選択肢】 (1) キーゲル体操 骨盤底筋を鍛える体操で、骨盤位への生活上の助言としては的外れ 誤り
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(2) 帝王切開の可能性を考える 32週ではまだ自然に頭位に戻る可能性が高く、今の助言として優先されない 誤り (4) 靴下を2枚履く 冷えを防ぐことと骨盤位の改善の関係は示されていない 誤り

出典:2025年(令和7年) 助産師国家試験 問37(厚生労働省 公表)出典元ページ

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