乱流によってできる雲に関する記述で誤りはどれか。…
航空気象 第2問
乱流によってできる雲に関する記述で誤りはどれか。
- (1)乱流雲の発達の基礎条件の一つとして、地表面近くの相対温度が十分に高く、その気塊を上昇させた場合ごくわずかの上昇でも凝結層に達することがある。
- (2)乱流雲の発達の基礎条件の一つとして、乱流がこの凝結層に達するまで広がることがある。
- (3)地表層の気温減率が乾燥断熱に近く混合比が一定であれば、時刻、季節、風速、下層の安定条件、地表面の性質を吟味して乱流によって雲が発生することを判断できる。
- (4)二つの気層の境界では普通風向・風速が変わっている。この風のせん断力による上昇運動の山のところで発生する。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
(4)は、風向・風速の違う二つの気層の境界で、風のシアーによって波が起き、その波の山(上昇運動の部分)に雲ができる、という説明です。これは乱流雲ではなく、波状雲(シアーによる波動雲)のでき方です。
乱流雲は、地表付近の摩擦などで生じた乱流によって、下層の湿った空気が上へ運ばれ、凝結高度に達してできる雲です(層積雲や層雲の一部)。
【ほかの選択肢】
(1) 地表付近の相対湿度が十分に高く、少し持ち上げるだけで凝結高度に達することは、乱流雲が発達する基礎条件の一つです(問題文の「相対温度」は相対湿度の意味です) 正しい
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(2) 乱流による混合がその凝結高度まで広がることも、基礎条件の一つです 正しい
(3) 地表層の気温減率が乾燥断熱減率に近く、混合比が一定(よく混合されている)なら、時刻・季節・風速・下層の安定度・地表面の性質を合わせて考えることで、乱流によって雲ができるかどうかを判断できます 正しい
【乱流雲ができやすい条件】
風がやや強く、下層が湿っていて、上空に逆転層があると、乱流で持ち上げられた水蒸気が逆転層の下にたまり、層積雲が広がりやすくなります。
出典:平成31年3月期 航空従事者学科試験 准定期運送用操縦士(飛行機) 航空気象 問2(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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