ジェット気流に関する記述で誤りはどれか。…
航空気象 第12問
ジェット気流に関する記述で誤りはどれか。
- (1)寒帯前線ジェット気流は亜熱帯ジェット気流に比べ、位置や強度の季節的な変動が大きい。
- (2)亜熱帯ジェット気流は、南北変動が極めて小さく、1年中現われる。
- (3)寒帯前線ジェット気流は、300hPa等圧面にもっとも顕著に現われる。
- (4)亜熱帯ジェット気流は、500hPa等圧面にもっとも顕著に現われる。
正答 (4)
正答は (4)。亜熱帯ジェット気流が最も顕著なのは200hPa面です。
【二つのジェット気流】
寒帯前線ジェット気流
寒帯前線に対応して吹く。位置は緯度40~60度あたり。
最も顕著に現れるのは300hPa面。
季節や日によって位置・強度の変動が大きい。
亜熱帯ジェット気流
亜熱帯高圧帯の北縁に吹く。位置は緯度25~35度あたり。
最も顕著に現れるのは200hPa面。
南北の変動が小さく、一年中現れる。
【高さの違いの理由】
亜熱帯ジェットのほうが低緯度にあります。低緯度ほど対流圏界面が高いので、その下で吹くジェットの高度も高くなります。
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緯度が低い → 圏界面が高い → より上の気圧面(200hPa)
緯度が高い → 圏界面が低い → より下の気圧面(300hPa)
200hPaは約12km、300hPaは約9kmに相当します。
【変動の違い】
寒帯前線ジェットは、寒気と暖気の境目という動くものに対応しているため、位置も強さも大きく動きます。冬は南下し、夏は北上します。
亜熱帯ジェットは、大気大循環のハドレー循環の北縁という安定した構造に対応しているため、変動が小さく一年中同じような場所に現れます。
【どちらが強いか】
冬季には、日本付近で二つのジェットが接近し、亜熱帯ジェットが非常に強くなります。世界で最も強いジェット気流が日本の南岸上空に現れるのはこのためです。
出典:令和2年7月期 航空従事者学科試験 准定期運送用操縦士(飛行機) 航空気象 問12(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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