湿舌に関する説明で正しいものはどれか。…
航空気象 第9問
湿舌に関する説明で正しいものはどれか。
- (1)低気圧や前線付近の気流が強く寄り集まる区域(収束域)の上空で顕著となり、ここでは注中豪雨や雷雨を伴うことが多い。
- (2)大きな山脈を気流が乗り越えるときは空気は湿潤断熱冷却にしたがって上昇し、雲を生じ降水をもたらす。さらに山脈を越えて吹き降りる場合には、この気流は乾燥断熱的に昇温するので、平野に達するころには非常に高温となり、かつ乾燥している。
- (3)冬から春にかけて東シナ海または四国沖で発生し、日本列島の南岸沿いを東北東進する際に太平洋側の地方を中心に大雪を降らせることが多い。
- (4)南高西低型の気圧配置のことであり、日本付近には暖かく湿った南東風が流れ込み、北日本では霧が発生しやすい。
正答 (1)
正答は (1)。正しいのはこれです。
湿舌は、南西方向から舌のような形に入り込む、非常に湿った空気の流れです。梅雨前線の南側の下層から中層(850〜700hPa付近)で見られ、低気圧や前線の付近で気流が収束する区域の上空で顕著になります。大量の水蒸気が流れ込むため、集中豪雨や雷雨を伴うことが多くなります(問題文の「注中豪雨」は集中豪雨の意味です)。
【ほかの選択肢】
(2) 山脈を越えた気流が乾燥断熱的に吹き下りて、高温で乾いた空気になるのは「フェーン」の説明です 誤り
(3) 冬から春に東シナ海や四国沖で発生し、日本の南岸を東北東に進んで太平洋側に大雪を降らせるのは「南岸低気圧」の説明です 誤り
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(4) 気圧配置の型と、それに伴う南東風や霧の説明で、湿舌の説明ではありません 誤り
【湿舌の見つけ方】
高層天気図(850hPa・700hPa)で、湿数(気温と露点温度の差)が3℃未満の湿った区域が、南西から舌状に伸びているところを探します。梅雨末期の大雨の予想に使われます。
出典:令和4年5月期 航空従事者学科試験 准定期運送用操縦士(飛行機) 航空気象 問9(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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