次の記述のうち,見直した支援内容として,最も適切なものを1 つ選びなさい。…

介護過程 第112問

〔事例〕Bさん(50 歳,男性,障害支援区分3)は,49 歳のときに脳梗塞(cerebral infarction)を発症し,左片麻痺で高次脳機能障害(higher brain dysfunction)と診断された。以前は大工で,手先が器用だったと言っている。現在は就労継続支援B型事業所に通っている。短期目標を,「右手を使い,作業を自分ひとりで行える(3 か月)」と設定し,製品を箱に入れる単純作業を任されていた。ほかの利用者との人間関係も良好で,左片麻痺に合わせた作業台で,毎日の作業目標を達成していた。生活支援員には,「将来は手先を使う仕事に就きたい」と希望を話していた。将来に向けて,生活支援員が新たに製品の組立て作業を提案すると,Bさんも喜んで受け入れた。初日に,「ひとりで頑張る」と始めたが,途中で何度も手が止まり,完成品に不備が見られた。生活支援員が声をかけると,「こんなの,できない」と大声を出した。Bさんに対するカンファレンス(conference)が開催され,短期目標を達成するための具体的な支援について見直すことになった。次の記述のうち,見直した支援内容として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

正答 (3)
正答は (3)。最も適切なのはこれです。 Bさんは高次脳機能障害があり、手順の多い組立て作業の途中で何度も手が止まっていました。手順を一度に覚えて進めるのが難しい場合には、完成までの手順を写真や図、番号を付けた手順書などで示すと、Bさんが一つずつ確かめながら自分で作業を進められるようになります。短期目標の「右手を使い,作業を自分ひとりで行える」にもつながる支援です。 【ほかの選択肢】 (1) 完成品の不備への反省を促す Bさんを責めることになり、意欲を失わせます。不備の原因は障害の特性と作業の難しさにあります 誤り
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(2) 左側に部品を置いて作業する Bさんは左片麻痺です。脳の右側の損傷では左側に注意が向きにくい(左半側空間無視)ことがあり、左側に部品を置くと見落としやすくなるおそれがあります 誤り (4) 生活支援員が横に座り続けて指示する Bさんが「ひとりで頑張る」と望み、短期目標も「自分ひとりで行える」ことです。指示を受け続けるやり方は目標に合いません 誤り (5) 箱に入れる単純作業も同時に行う 作業がさらに複雑になり、Bさんの負担が増えます 誤り

出典:介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ

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