Aさん(48 歳,女性,要介護1)は,若年性認知症(dementia with early onset)で,夫,長女(高…
介護の基本 第68問
Aさん(48 歳,女性,要介護1)は,若年性認知症(dementia with early onset)で,夫,長女(高校1 年生)と同居している。Aさんは家族と過ごすことを希望し,小規模多機能型居宅介護で通いを中心に利用を始めた。Aさんのことが心配な長女は,部活動を諦めて学校が終わるとすぐに帰宅していた。ある日,夫が,「長女が,学校の先生たちにも相談しているが,今の状況をわかってくれる人がいないと涙を流すことがある」と介護福祉職に相談をした。夫の話を聞いた介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)長女に,掃除や洗濯の方法を教える。
- (2)家族でもっと頑張るように,夫を励ます。
- (3)同じような体験をしている人と交流できる場について情報を提供する。
- (4)介護老人福祉施設への入所の申込みを勧める。
- (5)介護支援専門員(ケアマネジャー)に介護サービスの変更を提案する。
正答 (3)
正答は (3)。最も適切なのはこれです。
高校1年生の長女は、部活動を諦めて母親を気にかける生活をしており、「今の状況をわかってくれる人がいない」と涙を流しています。家族の介護や世話を担う子ども(ヤングケアラー)は、同世代に悩みを話せず孤立しやすいといわれます。同じような体験をしている人と交流できる場(当事者の会や家族会など)の情報を伝えることは、長女が気持ちを分かち合い、わかってもらえる相手を見つける手助けになります。
【ほかの選択肢】
(1) 長女に掃除や洗濯の方法を教える 長女の家事の負担をさらに増やすことにつながり、気持ちの問題にも応えていません 誤り
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(2) 家族でもっと頑張るように夫を励ます すでに精いっぱいの家族をさらに追い詰めます 誤り
(4) 介護老人福祉施設への入所の申込み Aさんは家族と過ごすことを希望しており、要介護1で原則として入所の対象にもなりません 誤り
(5) 介護サービスの変更を提案 今回の相談は、長女の「わかってくれる人がいない」という孤立の悩みです。サービスの変更だけでは、その悩みに応えられません 誤り
出典:介護福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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