Bさん(90 歳,女性,要介護3)は,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s t…
生活支援技術 第102問
Bさん(90 歳,女性,要介護3)は,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)があり,介護老人福祉施設に入所している。テレビを見ることが好きで,日中はお茶を飲みながら,テレビを見て過ごすことが日課である。1 週間前からBさんは,夜中に目が覚めたり,3 時ごろに起きたりと,不眠が続いている。2 時間ほどしか寝ていない日もある。ある日,Bさんは,「昼間,眠くてしかたがない。からだがだるい」と介護福祉職に話した。次の記述のうち,Bさんに安眠を促すための介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)午前中,太陽の光を浴びることを勧める。
- (2)昼間眠いときは,1 時間以上の昼寝を勧める。
- (3)夕食後,すぐに寝ることを勧める。
- (4)寝る前に,介護福祉職の判断で睡眠薬を勧める。
- (5)夜眠れないときは,居室でテレビを見ることを勧める。
正答 (1)
正答は (1)。最も適切なのはこれです。
Bさんは1週間ほど前から、夜中に目が覚めたり早朝に起きたりして、「昼間、眠くてしかたがない」と話しています。日中はテレビを見て過ごしており、活動量や光を浴びる機会が少ないことも考えられます。午前中に太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされ、夜に眠りを促すホルモン(メラトニン)が分泌されやすくなります。昼夜のリズムを整えることが、安眠を促す基本です。
【ほかの選択肢】
(2) 1時間以上の昼寝を勧める 長い昼寝は夜の眠りを妨げます。昼寝をするなら、午後の早い時間に30分以内程度にするのがよいとされます 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 夕食後すぐに寝る 食後すぐは消化のために胃腸が働いていて、眠りが浅くなりやすいとされます。また、早すぎる就寝は早朝の目覚めにつながります 誤り
(4) 介護福祉職の判断で睡眠薬を勧める 睡眠薬の使用は医師が判断します 誤り
(5) 夜眠れないときにテレビを見る テレビの光や音、内容の刺激で、かえって目がさえてしまいます 誤り
出典:介護福祉士国家試験 第37回(令和6年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
「生活支援技術」のほかの問題
- 第38回(令和7年度) 第58問次の記述のうち,介護老人福祉施設で,終末期にある利用者とその家族に行う介護福祉職の支援と
- 第36回(令和5年度) 第85問標準型車いすを用いた移動の介護に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。
- 第36回(令和5年度) 第93問身体機能が低下している高齢者が,ストレッチャータイプの特殊浴槽を利用するときの入浴介護の
- 第36回(令和5年度) 第101問Lさん(79 歳,男性,要介護2)は,介護老人保健施設に入所して1 か月が経過した。睡眠
- 第38回(令和7年度) 第38問次の記述のうち,歩行が不安定になり,移動の意欲が低下している利用者に対する介護として,最
- 第38回(令和7年度) 第46問咀嚼機能が低下した利用者の食事介護に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさ
スポンサーリンク

