次のうち,Aさんに利用を勧めるサービスとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
総合問題 第116問
〔事例〕Aさん(66 歳,女性)は,一人息子と二人で暮らしている。会社の趣味サークルや地域活動に熱心に参加してきた。半年前に,長年勤めた仕事を定年退職して,継続雇用で週2 日の勤務になった。その頃から不眠を訴え,疲れやすく気持ちが落ち込む日が増えてきた。しばらくすると,睡眠中に大声をあげたり,息子の部屋までふらふらと歩いてきたり,自室のカーテンの花柄が動いて怖いと話したりするようになった。近隣の大学病院を受診した結果,手足の震え,小刻みな歩行,顔のこわばりなどがみられ,レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)の診断を受けた。Aさんは,趣味活動や自宅で息子と過ごすことを優先し,これからの生活を楽しみたいと考えて,仕事を辞めた。そして,安全に歩く力を維持するために介護サービスを活用しようと考えた。Aさんは要支援2 の認定を受けて,介護予防通所リハビリテーションの利用を始めた。サービス利用開始から2 か月後,担当介護支援専門員(介護福祉士)はモニタリングを行うために,Aさんの自宅を訪れた。Aさんは,「もっとほかの人と交流したいが,自宅で生活しながら利用できると安心だ。とにかく息子に心配をかけずに一緒に暮らしていきたい」と語った。息子は,「最近仕事が忙しくなり,今後泊まりの出張もあるので,リハビリ以外のサービスもうまく使ってほしい」と語った。次のうち,Aさんに利用を勧めるサービスとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)介護予防認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)
- (2)日常生活自立支援事業
- (3)訪問介護(ホームヘルプサービス)
- (4)介護予防小規模多機能型居宅介護
- (5)介護予防・生活支援サービス事業の通所型サービス
正答 (4)
正答は (4)。最も適切なのはこれです。
Aさんは「もっとほかの人と交流したいが、自宅で生活しながら利用できると安心だ」と話し、息子は今後泊まりの出張があるため、リハビリ以外のサービスも使ってほしいと考えています。介護予防小規模多機能型居宅介護は、「通い」を中心に、「訪問」や「泊まり」を組み合わせて、自宅での生活を続けられるよう支えるサービスです。通いでほかの利用者と交流でき、息子の出張のときには泊まりも利用できるため、二人の希望に合っています。要支援者も利用できます。
【ほかの選択肢】
(1) 介護予防認知症対応型共同生活介護 グループホームに入居して共同生活を送るサービスです。Aさんは自宅で息子と暮らし続けることを望んでいます 誤り
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(2) 日常生活自立支援事業 社会福祉協議会が、福祉サービスの利用の援助や日常的な金銭管理などを行う事業です。交流や泊まりの希望には応えられません 誤り
(3) 訪問介護 要支援者の訪問介護は、介護予防・日常生活支援総合事業の訪問型サービスに移っています。また、自宅への訪問では、交流や泊まりの希望に応えられません 誤り
(5) 通所型サービス 交流の機会にはなりますが、泊まりのサービスはないため、息子の出張のときに対応できません 誤り
出典:介護福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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