先取特権に関する次の記述中、誤っているものはどれか。…
知識試験 第12問
先取特権に関する次の記述中、誤っているものはどれか。
- (1)同一の目的物について同一順位の先取特権者が数人あるときは、各先取特権者は、その債権額の割合に応じて弁済を受ける。
- (2)不動産の売買の先取特権の効力を保存するためには、売買契約と同時に、不動産の代価又はその利息の弁済がされていない旨を登記しなければならない。
- (3)一般の先取特権者は、債務者の財産に不動産と不動産以外の財産とがある場合には、まず不動産から弁済を受けなければならない。
- (4)先取特権は、債務者がその目的である動産をその第三取得者に引き渡した後は、その動産について行使することができない。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
【(3) 誤り。これが正答】
民法第335条第1項は、一般の先取特権者は、まず不動産以外の財産から弁済を受け、なお不足があるのでなければ、不動産から弁済を受けることができないとしています。不動産からではなく、不動産以外の財産が先です。不動産は抵当権などの担保に使われることが多く、一般債権者以外への影響が大きいためです。
【(1) 正しい】
第332条は、同一の目的物について同一順位の先取特権者が数人あるときは、各先取特権者は、その債権額の割合に応じて弁済を受けるとしています。
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【(2) 正しい】
第340条は、不動産の売買の先取特権の効力を保存するためには、売買契約と同時に、不動産の代価又はその利息の弁済がされていない旨を登記しなければならないとしています。
【(4) 正しい】
第333条は、先取特権は、債務者がその目的である動産をその第三取得者に引き渡した後は、その動産について行使することができないとしています。動産の先取特権には公示がないため、取引の安全を図る規定です。判例は、ここでの引渡しに占有改定も含まれるとしています。
出典:令和6年度 土地改良換地士資格試験 知識試験 問12(農林水産省 公表)出典元ページ
最終更新日
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