土地改良事業における共有地の取扱いに関する次の記述中、最も不適切なものはどれか。…
知識試験 第8問
土地改良事業における共有地の取扱いに関する次の記述中、最も不適切なものはどれか。
- (1)土地改良区の設立認可の申請に当たって、土地改良区の地区となるべき地域内にある共有地について、土地改良法第3条に規定する資格を有するものとみなされる者は、それぞれが土地改良法第3条に規定する資格を有する。
- (2)土地改良事業の地区内にある共有地について、土地改良法第3条に規定する資格を有する者とみなされる者は、そのうちから代表者一人を選任し、その者の氏名及び住所を当該土地改良事業の申請者又は当該土地改良事業を行う者に通知しなければならない。
- (3)土地改良事業の地区内にある共有地について、土地改良法第3条に規定する資格を有する者とみなされる者のうちから選任された代表者の解任は、当該土地改良事業の申請者又は当該土地改良事業を行う者にその旨を通知するまでは、これをもって当該土地改良事業の申請者又は当該土地改良事業を行う者に対抗することができない。
- (4)土地改良事業の地区内にある共有地について、当該土地改良事業の申請者又は当該土地改良事業を行う者に、土地改良法第3条に規定する資格を有する者とみなされる者から代表者の選任の通知がないときは、当該土地改良事業の申請者又は当該土地改良事業を行う者が土地改良法等の規定により土地改良法第3条に規定する資格を有する者とみなされる者に対してする行為は、土地改良法第3条に規定する資格を有する者とみなされる者のうちいずれか一人に対してすればよい。
正答 (1)
正答は (1)。最も不適切なのはこれです。
【(1) 不適切。これが正答】
土地改良法第113条の2第1項は、同一の土地について共有者などが二人以上いる場合、その資格を有する者は、設立の認可の申請などの規定の適用について、一人の第3条に規定する資格を有する者とみなすとしています。共有者がそれぞれ資格者として数えられるわけではありません。設立に必要な15人以上や3分の2以上の同意の計算で、共有地は一人として扱います。
【(2) 適切】
第113条の2第4項により、資格を有する者とみなされた者は、そのうちから代表者一人を選任し、その者の氏名及び住所を事業の申請者又は事業を行う者に通知しなければなりません。
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【(3) 適切】
代表者の解任は、事業の申請者又は事業を行う者にその旨を通知するまでは、これらの者に対抗することができません。
【(4) 適切】
代表者の選任の通知がないときは、事業の申請者又は事業を行う者がこれらの者に対してする行為は、そのうちのいずれか一人に対してすれば足ります。通知がないことで手続が止まらないようにするための規定です。
【ねらい】
共有地の代表制は、相続で共有者が増えた土地などで、同意の取りまとめや通知を円滑にするため、平成29年の改正で整えられた仕組みです。
出典:令和7年度 土地改良換地士資格試験 知識試験 問8(農林水産省 公表)出典元ページ
最終更新日
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