物権に関する次の記述中、最も適切なものはどれか。…

知識試験 第10問

物権に関する次の記述中、最も適切なものはどれか。

正答 (2)
正答は (2)。最も適切なのはこれです。 【(2) 適切。これが正答】 判例は、二重譲渡の第二の譲受人が、先に譲り受けた者を害する目的で取引をしたような場合は、背信的悪意者として民法第177条の「第三者」に当たらないとしています。背信的悪意者に対しては、登記がなくても所有権を主張できます。 【(1) 不適切】 判例は、契約の解除「後」に登場した第三者との関係は対抗問題になるとしています。解除により所有権がAに戻ることと、BからCへの譲渡とが二重譲渡と同じ関係になり、先に登記を備えたCがAに所有権を主張できます。
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【(3) 不適切】 判例は、共同相続人の一人が単独相続の登記をして第三者に売却した場合でも、他の共同相続人は、自己の法定相続分については登記なくして第三者に対抗できるとしています。無権利の部分について、登記に公信力はないからです。2019年7月施行の改正後の第899条の2も、登記を要するのは法定相続分を「超える」部分としています。 【(4) 不適切】 相続の放棄は、相続開始の時に遡って効力を生じ(第939条)、判例はその効力は絶対的で、登記なしに誰に対しても主張できるとしています。放棄した者の持分を差し押さえた登記は無効です。 【整理】 解除後・取消し後・時効完成後の第三者は対抗問題(登記で決まる)、解除前・時効完成前の第三者や相続放棄は対抗問題にならない、と場面ごとに覚えてください。

出典:令和7年度 土地改良換地士資格試験 知識試験 問10(農林水産省 公表)出典元ページ

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