消滅時効に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい…
貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること 問題39
消滅時効に関する次の①~④の記述のうち、民法上、その内容が適切でないものを1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。
- ①債権は、債権者が権利を行使することができることを知った時から5年間行使しないとき、又は権利を行使することができる時から10 年間行使しないときは、時効によって消滅する。
- ②保証人は、主たる債務の消滅時効が完成した場合には、当該主たる債務の消滅時効を援用することができる。
- ③消滅時効が完成し債務者が時効の援用をした場合には、その効果は、援用をした時から将来に向かってのみその効力を生ずる。
- ④債権者と債務者との間で、両者の間に生じた債権について消滅時効が完成する前に、その消滅時効が完成しても債務者は時効の援用をしない旨の合意をしたとしても、当該合意は無効である。
正答 ③
正答は (3)。時効の効力は、起算日にさかのぼります(民法144条)。援用の時から将来に向かってではありません。
【ほかの選択肢】
(1) 債権は、権利を行使できることを知った時から5年、行使できる時から10年で消滅する(166条1項)ので 正しい
(2) 保証人は、主たる債務の消滅時効について正当な利益を有する者として、援用できる(145条)ので 正しい
(4) 時効の利益はあらかじめ放棄できない(146条)。時効完成前に「援用しない」と約束しても無効なので 正しい
【見分け方】
時効が完成した後の放棄はできますが、完成前の放棄・援用しない約束はできません。
出典:第20回 貸金業務取扱主任者資格試験 問題39(日本貸金業協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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