飛行中の錯覚について誤りはどれか。…
計器飛行一般 第20問
飛行中の錯覚について誤りはどれか。
- (1)傾いた雲の稜線、不明瞭な水平線、地上の灯火と星の光とが入り混じった暗闇、地上灯火のある種の幾何学的な配列などによって、飛行機の姿勢が実際の水平線に正しくアラインしていないように錯覚しがちである。
- (2)上昇から水平直線飛行に急激に移行すると、パイロットは前方に傾くような錯覚を生じる。そのために急激に機首を引き上げようとし、錯覚がさらに増幅され易くなる。
- (3)暗闇の中で静止している灯光を何十秒間も見つめていると、その灯光が動きまわるような錯覚に陥り、パイロットがその灯光の見せかけの動きにだまされて飛行機の制御を失うことがある。
- (4)飛行中に遭遇する各種の複雑な運動と外力及び外景の視認などによって、運動と位置の錯覚を生ずることがある。これらの錯覚に基づく空間識失調は、信頼できる地上の固定物標又は飛行計器を確実に視認することにより防止できる。
正答 (2)
正答は (2)。上昇から急に水平飛行へ移ると「後ろへ倒れる」ように感じ、機首を下げてしまう錯覚が起こります。
上昇から急に水平飛行に移ると、加速度の変化で、体が後ろへ倒れるような感覚(逆転の錯覚)が起こります。そのため機首を急に下げようとし、錯覚がさらに強まります。「前方に傾く」「機首を引き上げる」が誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 傾いた雲や星と地上灯火の混在などは、水平線を誤って認識する錯覚を起こすので 正しい
(3) 暗闇で静止した灯火を見つめると動いて見える錯覚(自動運動)が起こるので 正しい
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(4) 空間識失調は、信頼できる地上の固定物標か飛行計器を確実に見ることで防げるので 正しい
【覚え方】
急な水平移行は「後ろへ倒れる感覚→機首下げ」、急な加速は「機首上げの感覚→機首下げ」です。
出典:令和4年1月期 航空従事者学科試験 計器飛行証明 計器飛行一般 問20(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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