計量法に規定する特定計量器である、温度換算装置を有していない自動車等給油メーターの器差検定を比較法で行った。このとき、使…
計量器概論及び質量の計量 計質 問24
計量法に規定する特定計量器である、温度換算装置を有していない自動車等給油メーターの器差検定を比較法で行った。このとき、使用最小流量の器差は、-0.4 % であった。大流量の検定流量時では、自動車等給油メーターの表示値は20.20 L、器差が -0.10 L の液体メーター用基準タンクの読み値は20.10 L であった。自動車等給油メーターの器差検定の結果に関する次の記述の中から、正しいものを一つ選べ。
- (1)検定公差 ±0.3 % を超過しているため、不合格
- (2)検定公差 ±0.5 % を超過しているため、不合格
- (3)検定公差 ±0.5 % を満たしているため、合格
- (4)検定公差 ±1.0 % を超過しているため、不合格
- (5)検定公差 ±1.0 % を満たしているため、合格
正答 (3)
正答は (3)。検定公差 ±0.5 % を満たしているため、合格です。
【大流量の器差の計算】
器差は「表示値 − 真実の値」です。基準タンクにも器差があるので、まず基準タンクの読みから真実の値を求めます。
基準タンクの真実の値 = 読み値 − 器差 = 20.10 L − (−0.10 L) = 20.20 L
給油メーターの器差は
器差 = 20.20 L − 20.20 L = 0.00 L
器差率 = 0.00 L ÷ 20.20 L × 100 = 0 %
となります。
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【判定】
自動車等給油メーターの検定公差は ±0.5 % です。使用最小流量の器差 −0.4 % も、大流量の器差 0 % も、±0.5 % の範囲に入っています。したがって合格です。
【ほかの選択肢】
(1) 検定公差を ±0.3 % としている点が誤りです。 誤り
(2) 検定公差は ±0.5 % で正しいのですが、両方の流量で器差は範囲内なので「超過」は誤りです。 誤り
(4)(5) ±1.0 % は自動車等給油メーターの検定公差ではありません。 誤り
【間違えやすい点】
基準タンクの器差を補正し忘れると、真実の値を 20.10 L としてしまい、器差は 20.20 − 20.10 = 0.10 L、器差率は約 +0.5 % になります。器差の符号は「表示 − 真実」なので、基準器の器差がマイナスなら、真実の値は読み値より大きくなる、と考えます。
出典:計量士 第76回(2025年12月実施)(経済産業省 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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