濃度不明の硫酸銅(Ⅱ)水溶液20 mL をH⁺形の陽イオン交換樹脂カラムに通し、さらに水でカラムを洗浄した。これらの洗液…

環境計量に関する基礎知識(化学) 環化 問7

濃度不明の硫酸銅(Ⅱ)水溶液20 mL をH⁺形の陽イオン交換樹脂カラムに通し、さらに水でカラムを洗浄した。これらの洗液を含むカラムを通過した液をすべて集めて0.10 mol L⁻¹ の水酸化ナトリウム標準液で滴定したところ、中和に8.0 mL を要した。元の硫酸銅(Ⅱ)水溶液のモル濃度は幾らか。次の中から最も近いものを一つ選べ。ただし、硫酸銅(Ⅱ)水溶液中のCu²⁺は陽イオン交換樹脂によりすべてH⁺ に交換されたものとする。

正答 (2)
正答は (2)。0.020 mol L⁻¹ です。 H⁺形の陽イオン交換樹脂は、溶液中の陽イオンを取り込み、代わりに H⁺ を放出します。Cu²⁺ は2価なので、Cu²⁺ 1 mol から H⁺ 2 mol が出ます。硫酸銅(Ⅱ)は、カラムを通ると硫酸(H₂SO₄)に変わると考えられます。 【H⁺ の物質量(滴定から)】 0.10 mol L⁻¹ × 8.0 × 10⁻³ L = 8.0 × 10⁻⁴ mol 【Cu²⁺ の物質量】 8.0 × 10⁻⁴ ÷ 2 = 4.0 × 10⁻⁴ mol
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【元の濃度】 4.0 × 10⁻⁴ mol ÷ 20 × 10⁻³ L = 0.020 mol L⁻¹ 【間違えやすい点】 Cu²⁺ の価数2を忘れて H⁺ と 1:1 で計算すると、0.040 mol L⁻¹ となり (3) を選んでしまいます。 洗浄に使った水の量は、物質量の計算には関係しません (洗液もすべて集めて滴定しているためです)。 【ほかの選択肢】 (1) 0.010 mol L⁻¹ H⁺ の量をさらに半分にした値です 誤り (3) 0.040 mol L⁻¹ 価数を考えずに 1:1 とした値です 誤り (4) 0.060 mol L⁻¹、(5) 0.080 mol L⁻¹ 計算に合いません 誤り

出典:計量士 第76回(2025年12月実施)(経済産業省 公表試験問題)出典元ページ

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