「JIS Z 8402-1 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)− 第1 部:一般的な原理及び定義」に規定されて…
化学分析概論及び濃度の計量 環濃 問4
「JIS Z 8402-1 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)− 第1 部:一般的な原理及び定義」に規定されている分析方法の妥当性確認項目とその説明の組合せのうち、誤っているものを一つ選べ。
- (1)併行精度(繰り返し精度):同一と見なせるような測定試料について、異なる方法を用い、同じ試験室で、同じオペレータが、同じ装置を用いて、短時間のうちに独立な測定を行ったときに得られる測定結果の精度。
- (2)室間再現精度:同一と見なせるような測定試料について、同じ方法を用い、異なる試験室で、異なるオペレータが、異なる装置を用いて、独立な測定を行ったときに得られる測定結果の精度。
- (3)精度:定められた条件の下で繰り返された独立な測定結果の間の一致の程度で、精度は偶然誤差の分布のみに依存し、真の値や特定の値には関係しない。
- (4)真度:十分多数の測定結果から得られた平均値と採択された参照値との一致の程度で、ふつう真度はかたよりによって表される。
- (5)精確さ:個々の測定結果と採択された参照値との一致の程度。
正答 (1)
正答は (1)。併行精度の説明が誤りです。
JIS Z 8402-1 では、併行条件(繰返し条件)を「同一と見なせる測定試料について、同じ方法を用い、同じ試験室で、同じオペレータが、同じ装置を用いて、短時間のうちに独立な測定を行う条件」としています。併行精度は、この条件で得られる測定結果の精度です。選択肢は「異なる方法を用い」としている点が誤りです。方法が違えば、方法によるかたよりの差も入ってしまいます。
【ほかの選択肢】
(2) 室間再現精度 同じ方法を用い、試験室・オペレータ・装置を変えて得られる精度です。説明は合っています 正しい
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(3) 精度 繰り返した測定結果どうしのばらつきの程度で、偶然誤差だけで決まり、真の値とは関係しません 正しい
(4) 真度 多数の測定結果の平均値と、採択された参照値との一致の程度です。かたより(偏り)で表します 正しい
(5) 精確さ 個々の測定結果と採択された参照値との一致の程度で、真度と精度の両方を含む考え方です 正しい
【整理】
変えないもの・変えるものの違いで覚えます。
併行精度:方法・試験室・人・装置・時期をすべて同じにする
室内再現精度:同じ試験室で、人・装置・日などの一部を変える
室間再現精度:同じ方法で、試験室(と人・装置)を変える
いずれも「方法」は同じです。
出典:計量士 第76回(2025年12月実施)(経済産業省 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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