環境省の「有害大気汚染物質等測定方法マニュアル(令和6 年3 月改訂)」において、リン酸- アスコルビン酸含浸フィルタ(…
化学分析概論及び濃度の計量 環濃 問14
環境省の「有害大気汚染物質等測定方法マニュアル(令和6 年3 月改訂)」において、リン酸- アスコルビン酸含浸フィルタ(または硫酸- アスコルビン酸含浸フィルタ)に大気試料を通気して採取する方法が記載されている物質として、正しいものを一つ選べ。
- (1)ベンゼン
- (2)アニリン
- (3)ベンゾ[a]ピレン
- (4)アセトアルデヒド
- (5)ナフタレン
正答 (2)
正答は (2)。アニリンです。
アニリンは、ベンゼン環にアミノ基が付いた芳香族アミンで、塩基性の物質です。環境省の「有害大気汚染物質等測定方法マニュアル」では、芳香族アミン類を「反応捕集」の方法の一つとして扱い、酸を含ませたフィルタに大気を通して捕集します。塩基であるアミンは、フィルタの酸と反応して塩になり、揮発せずにフィルタにとどまります。アスコルビン酸は、捕集したアミンが酸化されて分解するのを防ぐ酸化防止剤として加えられていると考えられます。
【ほかの選択肢】
(1) ベンゼン 揮発性有機化合物で、キャニスター(容器採取)や固体吸着で採取します 誤り
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(3) ベンゾ[a]ピレン 粒子に付いた多環芳香族炭化水素で、石英繊維などのフィルタで大気粉じんとして採取します 誤り
(4) アセトアルデヒド DNPH(2,4-ジニトロフェニルヒドラジン)を含ませた捕集管で反応捕集します 誤り
(5) ナフタレン 揮発性・半揮発性の有機化合物として、固体吸着などで採取します 誤り
【見分け方】
「酸を含ませたフィルタ」と来たら、酸と反応して捕まる塩基性の物質、つまりアミン類を考えます。
出典:計量士 第76回(2025年12月実施)(経済産業省 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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